ビートたけし:“談志論”を展開 「談志は鬼才」

ドラマ「赤めだか」の完成披露特別試写会に登場したビートたけしさん
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ドラマ「赤めだか」の完成披露特別試写会に登場したビートたけしさん

 お笑いタレントのビートたけしさんが24日、国立演芸場(東京都千代田区)で行われたTBSの年末ドラマ「赤めだか」の完成披露特別試写会に登場した。同作で2011年に亡くなった落語家の立川談志さんを演じたたけしさんは「談志さんというのは、自分の持論では鬼才だと思う」と独自の“談志論”を展開。「立川談志は歴史上の人物だけど、(世間が)もっと評価をしていいし、もっと違う判断もあるべきじゃないかなと(改めて)分かった」と神妙な面持ちで語った。

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 たけしさんは談志さんについて「あまりに落語が好きすぎて、客に愛されることを乗り越えて、落語をもう一回、教え直すというような人になっている」と分析。談志役のオファーを受けたときは、「役者としての自分のいい加減さを身にしみて感じていたので、まずいなと(思った)」と明かし、「談志さんに似ているねといわれれば御の字だと思ってやった。自分にとっては(談志さんを演じるのは)すごく光栄なこと」と語った。
 
 主人公の立川談春役を務める「嵐」の二宮和也さんは「(ドラマを)見ても見なくてもどっちでもいいというか、たまたま(テレビを)付けて、やっていたら見てほしいなと。見た方が絶対に得するし、見ないと絶対損するなと思っているので、見ないやつだけが損すればいいなと思っています」と笑い、「ドラマの底力というか……。(テレビを)付けてやっていて、感動するからこそドラマなわけであって。それを醍醐味(だいごみ)として味わってもらえれば」と締めくくった。特別試写会にはたけしさん、二宮さん、濱田岳さん、宮川大輔さん、北村有起哉さん、笑福亭鶴瓶さん、立川談春さんが出席した。

 「赤めだか」は談春さんの人気エッセーが原作。談春(二宮さん)が、両親の反対を押し切って立川談志(たけしさん)に弟子入りし、成長していく様子を描き、談志の破天荒な生き方や人物像にも迫る……という内容。二宮さん、たけしさんのほか、濱田さん、宮川さん、柄本時生さん、新井浩文さん、清野菜名さんらが出演。ナレーションは薬師丸ひろ子さん、ナビゲーターは笑福亭鶴瓶さんが務める。28日午後9時に放送。

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