音楽家の坂本龍一さんがこのほど、米ニューヨークで開催された映画「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・G.・イニャリトゥ監督)のニューヨークプレミアに、主演のレオナルド・ディカプリオさんとイニャリトゥ監督と登場した。ディカプリオさんから「曲を聴くと大きく心が揺さぶられる」と絶賛された坂本さんは「イニャリトゥ監督の要望は、アコースティックと電子音楽を何層にも重ねたものでした。だからそのふたつを融合させた」と作中の音楽について説明し、「崖を登っていくかのように監督の膨大な要求を一つひとつクリアしていきました」と苦労の一端を明かした。
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映画は、自然と自らの運命にあらがった男の再生を描くドラマ。主人公でクマに襲われ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス役をディカプリオさんが演じている。日本公開は4月。
レッドカーペットでディカプリオさんは「ヒュー・グラスの冒険は強く心を打つテーマだ。亡霊のように死の底からはい上がってきた彼は勇気を奮い起こして諦めることなく進んでいく」と映画の見どころを説明し、続けて坂本さんの楽曲について「サカモト氏の楽曲はそれを表現している。曲を聴くと大きく心が揺さぶられるんだ。音楽の持つパワーに関してはうまく説明できないけど、彼の音楽はこの映画にふさわしい。まさに求めていた音楽だったから強く感銘を受けたんだ」と絶賛した。
また、「ここ3年くらい、坂本龍一さんの曲が大好き」というイニャリトゥ監督も「彼の曲には余計なものがなく、優雅で感動的だ」とコメント。坂本さんは「映画が持つ力というのは素晴らしい。作曲すること自体が、僕のインスピレーションの源になりました。俳優たちの演技は見事で、感動的でした。そして、監督の力量は、言葉では言い表せないほど素晴らしいものでした」と感動を表した。
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