俳優の佐藤健さんが20日、女優の宮崎あおいさんと共演した映画「世界から猫が消えたなら」(永井聡監督、5月14日公開)の東京都内で行われた完成報告会に出席。映画はアルゼンチンやブラジルでも撮影したといい、佐藤さんは「アルゼンチンに2週間いたんですけれど、和食が食べられなくて気が狂いそうになって、あおいちゃん(宮崎さん)と和食の画像をネットで検索して見ていました」と明かした。
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また佐藤さんは、今回が初共演となった宮崎さんについて「2人で待合室にいる時は95%は裁縫(刺しゅう)をしていた」といい、「これは『しゃべりかけるな』ってことですかね? しかもそれがすごい上手で、プロレベルでした」とも明かしていた。
「世界から猫が消えたなら」は、「モテキ」や「電車男」など手がけた映画プロデューサーの川村元気さんの人気小説が原作。2013年の本屋大賞にノミネートされたほか、マンガ化やラジオドラマ化もされた。余命わずかと宣告された郵便配達員が、自分と同じ姿をした悪魔と「世界から何かを一つ消すことで、一日の命を得る」という取引をしながら、かつての恋人、親友、家族との絆を確かめていく姿を描く。佐藤さんは主人公の郵便配達員の「僕」と「自分と同じ姿をした悪魔」の2役、宮崎さんは僕の初恋の相手の「彼女」を演じる。
会見には原作者の川村さんも出席。川村さんは「僕」と「悪魔」のキャスティングに関して「佐藤健君しか思い当たらなかった」といい、「シリアスもコミカルもうまくやってくれるんじゃないかなって思った」ともコメント。また佐藤さんのアイデアによって「悪魔」を演じている時に指が特殊メークにより1.5センチ長くなっていることを明かすと、「微妙な違和感があるんですけど、こういったディティールのアイデアを出す俳優っていないから面白い」と話した。
一方、佐藤さんは「『悪魔は特殊メークでしょ!』って言ったら監督には引かれて、残ったのは指だけでした」と苦笑い。それでも「映画を見て素晴らしいなって思いました。完全に演じている僕と同じ感情の流れで見られて、いい映画だなって」としみじみとし、「僕のキャリアとして勝たなければならない勝負作です」と力を込めていた。
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