陣内孝則:元ADの脚本家に“復讐”も後悔 「大先生になって仕事来なくなった」

松本清張原作のスペシャルドラマ「喪失の儀礼」に出演する陣内孝則さん
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松本清張原作のスペシャルドラマ「喪失の儀礼」に出演する陣内孝則さん

 俳優の陣内孝則さんがこのほど、東京都内で行われた3月30日に放送される松本清張原作のスペシャルドラマ「喪失の儀礼」(テレビ東京系)の記者会見に出席。ドラマは「復讐(ふくしゅう)」がテーマの一つで、陣内さんは元アシスタントディレクター(AD)だった脚本家に対して復讐し、「『ざまーみろ!』と思った」と明かしつつ、後悔と反省の思いを語った。

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 陣内さんは「若いころ(ドラマの現場で)ADさんに嫌なことを言われ、『いつかなんとかしてやろう!』と思って、そのADさんが脚本家になった時に、僕が主役を務めることになったので『何だこの本は!』と言って『ざまーみろ!』と思いました」と告白。「でも、その後、その方は大先生になり、それ以来仕事がこなくなった。失敗した」と後悔。「復讐は良くない。リターンしてくる。広い心で芸能界を渡っていきたい」と反省の弁を語った。

 会見には主演の村上弘明さんと、共演の剛力彩芽さんも登場。剛力さんは復讐経験について「サプライズで何かしてもらったり、うれしいことには倍返しをしたいなと思いますが、まだ復讐の感情を抱いたことはないです(笑い)」と答え、村上さんは「後でこっそり教えます」と笑いを誘っていた。

 「喪失の儀礼」は、医師連続殺人事件の謎を追う本格長編ミステリー。1994年、2003年に続き、今回が3度目のドラマ化となる。静岡県警の刑事・大塚京介(村上さん)と新人の田村美咲(剛力さん)は、医師殺害事件を追っていたが、同じ頃、東京・深大寺の公園で別の医師の遺体が発見され、警視庁捜査1課の変わり者の刑事・須田浩平(陣内さん)と共に捜査を開始する。だが、どちらの事件の殺害方法も似たような残虐な手口で、やがて捜査を進めるうちに二つの事件は一つの線となり……というストーリー。

 スペシャルドラマ「喪失の儀礼」は3月30日午後9時から放送予定。

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