音楽プロデューサーの小室哲哉さんが9日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた国際放送「NHKワールドTV」の音楽番組「J－MELO」の会見に登場。咽頭（いんとう）がん治療のため声帯を摘出したつんく♂さんと、4月期からの新オープニングテーマを共作している小室さんは、最近のつんく♂さんについて「愛のオーラがつねに出ている」といい、「一回りも二回りも大きくなって、『愛』というテーマをすでに持っていて、日々の生活にも表れている。会うとなんか癒やされるというか、温かさを感じるんですよね」と明かした。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　新オープニングテーマは、つんく♂さんが作詞、小室さんが作曲を担当し、ボーカルは歌手のMay J．さんが務める。小室さんは「つんく♂はなかなか賢いですよ。実は深い歌詞が多いですし」と感心し、「あれだけの女の子を束ねる、まとめる力、統率という意味では学校の先生より大変なことをやってきて、プロデューサーとしてそういう才能があったんだって、いまさらながらその力を感じている」とつんく♂さんの才能を絶賛した。

　また会見ではつんく♂さんのコメントも紹介され、「僕は過去にも『J－MELO』のオープニング曲のプロデュースで何度か携わってきましたが、今回はなんと小室さんと一緒にタッグを組めるということで、とても興奮しております。よろしくお願いします！」とメッセージを寄せた。

　「NHKワールドTV」は約150の国と地域に放送している国際放送。「J－MELO」は2005年から続く同放送の人気番組で、日本音楽の特徴の多様性に着目してポップスやロック、ジャズ、クラシックなどの日本の音楽とアーティストを発信している。司会は引き続きMay J．さんが務め、番組は毎週月曜深夜0時10分から放送。