「マルドゥック」シリーズ:10年ぶり新作が登場 冲方丁の人気SF小説

「マルドゥック」シリーズの約10年ぶりとなる新作「マルドゥック・アノニマス」1巻のカバー
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「マルドゥック」シリーズの約10年ぶりとなる新作「マルドゥック・アノニマス」1巻のカバー

突破
 冲方丁(うぶかた・とう)さんのSF小説「マルドゥック」シリーズの約10年ぶりとなる新作「マルドゥック・アノニマス」(早川書房)1巻が24日に発売されることが分かった。2006年に発売された「マルドゥック・ヴェロシティ」3巻以来の新作で、「マルドゥック・スクランブル」から2年後が舞台となる。

ウナギノボリ

 「マルドゥック・スクランブル」は、賭博師・シェルの計画によって、命を落としたかけた少女・バロットが、委任事件担当官にして万能兵器のネズミ・ウフコックの助力で再生し、自らの存在証明のために事件を追う姿が描かれた。前日譚(たん)の「マルドゥック・ヴェロシティ」も人気を集めた。シリーズ累計発行部数は70万部以上で、劇場版アニメも公開された。

 新作「マルドゥック・アノニマス」は、バロットが勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件解決の日々を送っていたが、街の新たな勢力と戦うことになる……というストーリー。これまでの同シリーズと同様に寺田克也さんがカバーイラストを手がける。価格は740円(税抜き)。

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