MD松尾のヒット解析:「妖怪三国志」がトップ DQMJ3が続く

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 「妖怪三国志」(3DS、レベルファイブ)が予想通りの販売で初登場首位を獲得しました。本編の「妖怪ウォッチ」と同じ低年齢層の支持を集めているようです。続いたのは「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」(3DS、スクウェア・エニックス)。2週目も好調でロングセラーとしても期待ができそうです。3位の「スターオーシャン5」(PS4、スクウェア・エニックス)はまずまずの売れ行き。PS3版が4月に発売されることもあり、PS3版を待っているお客さんもいるのでは。

 ◇今週の動き

 今週、来週は、新学期、新年度で皆さん忙しいこともあり、一年のうちで最もゲームが売れない時期です。そんな中のトップは引き続き「妖怪三国志」でしょう。続くのは新作のZ指定タイトル「ファークライ プライマル」(PS4、ubiソフト)と予想。予約が好調で、PS4の新規ユーザーも拡大しているので、発売後の動きにも期待したいところ。3位には「スターオーシャン5」が入りそうです。

 ◇ランキングは次の通り。(3月29日~4月4日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 妖怪三国志(3DS)

2位 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(3DS)

3位 スターオーシャン5(PS4)

4位 ダークソウル3(PS4)

5位 初音ミク-Project DIVA- X(Vita)

6位 ポッ拳(WiiU)

7位 暗殺教室 アサシン育成計画!!(3DS)

8位 ディビジョン(PS4)

9位 マインクラフト(Vita)

10位 Winning Post 8 2016(PS4)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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