モデルの押切もえさんの著書「永遠とは違う一日」(新潮社)が、第29回山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の候補に選ばれたことが21日、明らかになった。ほかに湊かなえさんの「ユートピア」など4作品が候補になっており、選考会は5月16日に開かれ、同日に結果が発表される予定。
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押切さんは2013年に初の長編小説「浅き夢見し」(小学館)で小説家デビュー。「永遠とは違う一日」は、女性たちの希望や挫折、夢と転機などを描いた連作短編集で今年2月に刊行した。文芸誌「小説新潮」の2015年1月号に掲載され、文芸誌デビュー作として注目された初の短編「抱擁とハンカチーフ」も収録されている。
第29回三島由紀夫賞(同振興会主催)の候補作も同時に発表され、フランス文学者の蓮實重彦さんの「伯爵夫人」などが選ばれた。同賞の選考会も5月16日に行われ、同日に結果が明らかになる。
<三島由紀夫賞>
いしいしんじ「悪声」▽山下澄人「鳥の会議」▽三輪太郎「憂国者たち」▽亀山郁夫「新カラマーゾフの兄弟」▽蓮實重彦「伯爵夫人」
<山本周五郎賞>
湊かなえ「ユートピア」▽中田永一「私は存在が空気」▽相場英雄「ガラパゴス」▽宮内悠介「アメリカ最後の実験」▽押切もえ「永遠とは違う一日」
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