俳優の佐藤健さんと女優の宮崎あおいさんが1日、東京都内で行われた映画「世界から猫が消えたなら」(永井聡監督、5月14日公開)のイベントにサプライズ登場した。舞台あいさつのトークでは、宮崎さんが「何て言ったんだっけ?」などと何度か聞き返す天然ぶりを発揮し、佐藤さんがすかさずフォローするなどコンビネーションのよさを見せていた。
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この日は、来場者からの感想や質問を聞きながら、佐藤さん、宮崎さんとトークするという企画で進行。佐藤さんが「自分と主人公を重ね合わせた」と感想を述べると、宮崎さんは「よく佐藤くんがいいことを言っていたのが、この主人公を自分と投影して……」と切り出すも止まってしまい、「……何て言ってたんだっけ?」とど忘れ。佐藤さんはコメントの続きをフォローして、宮崎さんに助け船を出していた。
映画は、「電車男」「モテキ」などで知られる映画プロデューサーの川村元気さんが発表した小説が原作。余命わずかと宣告された郵便配達員(佐藤さん)が、自分と同じ姿をした悪魔と「大切なものを一つ消すことで、一日の命を得る」という取引をして、かつての恋人(宮崎さん)や親友、家族との絆を確かめていく姿を描く。この日は、主題歌を担当する新人歌手のHARUHIさんのミニライブも行われた。
来場者からの質問で、映画にちなんで「世界から消えても構わないもの」を聞かれた佐藤さんは「毛虫。卵からすぐ蛾(が)になってほしい」、HARUHIさんは「ゴキブリ!」と話していたが、宮崎さんは「何だろう……」と悩み、「何ですか? 困らないものは」と来場者に逆質問。その後「んーーパスしていいですか……ダメですね、今日」と反省しつつ、佐藤さんから「でもこの質問よく取材で答えてますよね? 何て答えてます?」と聞くと、宮崎さんは「花粉症」とあっさり回答するなど、ここでも天然ぶりを発揮していた。
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