田鎖ブラザーズ
ep.08
6月5日(金)放送分
仲野太賀さん主演の2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合、日曜午後8時ほか)。1月11日放送の第2回「願いの鐘」では、宮崎あおいさんが市役で初登場した。(お)市は織田信長の妹で、茶々、初、江の“浅井三姉妹”の母でもある。また“戦国一の美女”“絶世の美女”などと言われ、戦国時代を題材にしたフィクション作品に花を添えてきた、人気の女性キャラクターだ。宮崎さんより前に、大河ドラマで誰がこの美女を演じてきたのか、振り返ってみたいと思う。
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1963年に始まり、長い歴史を持つ大河ドラマで、最初にお市を演じたのは岸恵子さん。1965年の「太閤記」でのことだった。
以降、1973年の「国盗り物語」で松原智恵子さん、1978年の「黄金の日日」で小林かおりさん、1981年の「おんな太閤記」で夏目雅子さん、1983年の「徳川家康」で眞野あづささん、1989年の「春日局」で高林由紀子さん、1992年の「信長 KING OF ZIPANGU」で鷲尾いさ子さんがお市役で出演。「往年の名女優」と呼ぶにふさわしい名前もちらほら。ちなみに松原さんは、「春日局」では、浅井三姉妹の次女・初を演じている。
1996年の「秀吉」では、NHKとフジテレビでアナウンサーを務めた頼近美津子さんがお市に扮(ふん)した。その8年後、同じく元フジテレビアナとして、お市役を務めたのが2014年の「軍師官兵衛」での内田恭子さん。
NHKは当時、内田さんの起用理由について「お市は、気高さと知性を兼ね備え、類いまれな美貌を誇る女性です。内田恭子さんは、にじみ出る知性はもちろんのこと、アナウンサーとしての凛としたたたずまいが印象的で、お市と通じる雰囲気をお持ちの方だと思ってお願いしました」とコメントしている。
そのほか2000年代の大河ドラマでは、2002年の「利家とまつ」で田中美里さん、2006年の「功名が辻」で大地真央さん、2011年の「江~姫たちの戦国~」で鈴木保奈美さんがお市役を担当。さらに2020年の「麒麟(きりん)がくる」では、3年前の2017に「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いた井本彩花さんが、当時17歳でお市役に抜てきされている。
“戦国大河”としては「豊臣兄弟!」の前作にあたる2023年の「どうする家康」。このときは、北川景子さんが“誇り高くて勇ましい”お市を好演し、ドラマを盛り上げた。
信長の死後、織田家の実権を握った秀吉に抗うも、夫の柴田勝家と共に自害したお市。北川さんは、そんなお市を演じ終えた時点で退場とはならず、その後、美しく成長した長女の茶々役として再登場。“母の生き写しのような姿”でありながら、お市とはまったく異なる“毒々しくて妖艶”という茶々のキャラクターも手伝ってか、この一人二役も大きな話題となった。
話を「豊臣兄弟!」に戻すと、市役の宮崎さんは、主演を務めた「篤姫」(2008年)以来、18年ぶりの大河ドラマ出演。また今作では、信長と市を、秀吉・秀長の豊臣兄弟と対をなす「織田兄妹」として描くという、“波乱の生涯を歩む戦国ヒロイン”として、その存在が今後、クローズアップされることは間違いないだろう。引き続き注目だ。
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