キャプテンハーロック:初の舞台化で主要キャストが舞台衣装姿を披露 松本零士も感激

舞台「キャプテンハーロック~次元航海~」記者会見の様子
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舞台「キャプテンハーロック~次元航海~」記者会見の様子

 「銀河鉄道999」などで知られるマンガ家・松本零士さん原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック」が初めて「キャプテンハーロック~次元航海~」と題して舞台化されることになり31日、東京都内で行われた会見で、主要キャストが舞台衣装姿を初披露した。松本さんは「自分の作品がこういう形で舞台化していただけるというのは本当にうれしいことなんですよ。描き始めたころは夢にも思わなかった出来事で、本当に夢かと今も思っています。自分は夢の大航海に出たんだと」と感激の面持ちで語り、「皆さんと一緒に宇宙を旅しましょう。本当にありがとうございます」とキャストたちに向き直って、深々とお辞儀して感謝した。

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 会見では、ハーロック役の林野健志さん、台羽正役の鈴木勤さん、波野静香役の伊藤えみさん、ダイバーゼロ役のヒロムさん、キリタ・イソラ役の霜月紫さん、ミーメ役の柴小聖さん、有紀螢役の山本夢さん、ヤッタラン役の山田崇夫さん、魔地機関長役とアクションコーディネーターを務める岩尾隆明さんが衣装を披露した。ハーロック役の林野さんは「この作品のすばらしさをみんなで背負ってお届けすることに、本当に全力で力を注いでいます」と意気込みを語り、役作りでは「先生は(テレビアニメでハーロックを演じた)井上真樹夫さんの声が好きとお聞きしたので、それを意識した」と明かした。松本さんは、キャストたちの衣装について「皆さん見事にその衣装を着られている」と感心。特に林野さんを「うらやましいくらいいい体格ですよね、まさにハーロックなんです。私は食糧難の時代に育ったので……」と見つめながら思い出話を語っていた。

 「キャプテンハーロック」は松本さんのマンガが原作。テレビアニメが78年3月~79年2月に放送され、82年には若き日のハーロックを描いた劇場版アニメ「わが青春のアルカディア」が公開。82年10月~83年3月には、その続編のテレビアニメ「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」も放送された。また、2013年9月には政府に反旗を翻して宇宙海賊となったハーロックの活躍をフル3Dのコンピューターグラフィックス(CG)で描いた劇場版アニメ「キャプテンハーロック」が公開。現在は、嶋星光壱さんのマンガ「キャプテンハーロック 次元航海」が「チャンピオンRED」(秋田書店)で連載されている。舞台は、東京・新宿村LIVEで6月8~12日全9公演。特製クリアファイルや希望キャストのブロマイド付きのプレミアムチケット は9000円、一般席は6500円で発売中。

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