斎藤工:阪本順治監督の映画ギャグに大喜び

映画「団地」のトークイベント「しゃべくりナイト」に登場した斎藤工さん
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映画「団地」のトークイベント「しゃべくりナイト」に登場した斎藤工さん

 俳優の斎藤工さんが11日、東京都内で行われた映画「団地」(阪本順治監督)のトークイベント「しゃべくりナイト」に阪本監督とともに登場。斎藤さんは「こういう台本のない場所というのは恐怖感があります。舞台あいさつの前の日は寝られない」と明かしたが、大阪出身の阪本監督は「大阪人だから、人前で話すときは、1分に1回面白いことを言わなきゃいけないという“条例”があるんですよ。高台家(こうだいけ)の敷地は“広大(こうだい)け”?」と、斎藤さんが出演した上映中の映画「高台家の人々」をネタにギャグを飛ばして斎藤さんを喜ばせた。

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 この日、2人は、同作の撮影の舞台裏や、映画への思いについてトークを繰り広げた。今回、阪本監督作に初出演した斎藤さんの起用理由について、阪本監督は「どんな人かなって(斎藤さんのブログの)『斎藤工務店』を見たら、原田芳雄さんが好きだと書いてあったのがきっかけ。なかなか彼の年齢で原田さんのことをリスペクト(している)って語る人はいない」と明かし、「これはね、原田さんの形見分けでもらったアルマーニ(の上着)。合わせてみる?」と、着ていた上着を羽織らせて、斎藤さんを感激させた。

 また斎藤さんは、阪本監督に同映画に出演を決めた理由を聞かれると、「映像制作をしていた父と、思春期の頃に唯一、話ができたのが映画。父は阪本監督について『日本にはこういう監督が必要だ』と話していた(ので出演を決めた)」と明かし、“相思相愛”の様子だった。

 映画は、阪本監督が日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ、数々の映画賞を受賞した「顔」(2000年)の主演女優、藤山直美さんと16年ぶりにタッグを組んだ意欲作。団地を舞台に、平凡な夫婦の“普通じゃない”日常を描いている。斎藤さんは、妙な立ち居振る舞いをする謎の青年を演じた。

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