人気グループ「TOKIO」の長瀬智也さんが16日、名古屋市公会堂(名古屋市昭和区)で行われた主演映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(宮藤官九郎監督、25日公開)の舞台あいさつに、脚本も手がけた宮藤監督と登場。長瀬さんが演じた赤鬼のキラーKの衣装について宮藤監督は「トータルで10キロ以上ある」と明かし、長瀬さんは「ちょっとテンションが上がるとキバがポーン!と飛ぶから、『あ!』ってキバを拾って(続ける)」とジェスチャーを交えて語り、観客の笑いを誘っていた。
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長瀬さんが演じたキラーKは、赤い顔に、大きなツノ、金色のロングヘア、着物風の衣装に鋲(びょう)付きのロングブーツといういでたちで、般若(はんにゃ)の面を模したような大きなギターを持っている。長瀬さんは「ギターが普通のギターの2本分(の重さ)で、(衣装は)いろんな生地が貼り付けられていて普通の洋服よりも重くて……。カラコン(カラーコンタクト)で視界も狭いし。今考えるとすごい状況でお芝居やライブパフォーマンスをやったなという感じ」と撮影を振り返り、「天国と地獄があったら、できれば天国に行きたいと思っていたけど、そんな気持ちを動かしてくれる不思議な力のある作品」と語った。
また宮藤監督は、劇中で桐谷健太さんが演じた、現世では名古屋のチンピラだったという設定の緑鬼・COZYにふれ、「学帽の校章の部分がしゃちほこなんです。だけど、ほとんど映らないので、探していると映画の筋が分からなくなる。2回目に見るときに見てもらえれば」とジョークを交えてアピールしていた。
映画は、修学旅行中に事故で地獄へ落ちてしまった普通の高校生・大助(神木隆之介さん)が、地獄農業高校の軽音部顧問でロックバンド「地獄図(ヘルズ)」を率いる赤鬼・キラーK(長瀬さん)と出会い、高校のクラスメートに告白したい一心でキラーKの特訓を受けて“生還”を目指し奮闘する……というストーリー。尾野真千子さん、森川葵さん、桐谷健太さん、清野菜名さんらも出演。またドラマーのシシド・カフカさん、ベーシストの清さんのほか、Charさん、木村充揮さん、マーティー・フリードマンさん、ROLLYさんらミュージシャンが多数出演している。
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