NHK:リオ五輪で2000時間超を生配信へ

NHKのリオ五輪中継番組の現地キャスターを担当する(左から)森花子アナ、阿部渉アナ、杉浦友紀アナ、三瓶宏志アナ
1 / 1
NHKのリオ五輪中継番組の現地キャスターを担当する(左から)森花子アナ、阿部渉アナ、杉浦友紀アナ、三瓶宏志アナ

 NHKがリオデジャネイロ五輪のインターネット展開として、現地からの生中継映像をパソコンやスマートフォン向けアプリで視聴できるライブストリーミング(生配信)を2000時間以上にわたって実施することが22日、同局で行われた定例会見で明らかになった。民放も含めてテレビで放送されない競技・種目やNHKが録画で放送する競技などが対象で、期間中に1日1種目程度、ネット独自の実況や解説を付けて配信する予定。

あなたにオススメ

 また、このほかのネット展開として、ライブストリーミングで配信した競技・種目を含め、現地からNHKに送られるすべての競技・種目の映像が視聴できる「動画見逃しサービス」も実施。日本選手の活躍シーンを中心にした動画や、日本時間で深夜から午前中に行われる競技をコンパクトにまとめた「ハイライト動画」も毎日、朝と昼前の定時に配信する予定。見逃しサービスの動画は計2300時間程度を見込んでいる。
 
 ライブストリーミングはロンドン五輪時にも実施され、合計913時間を配信したが、同局の木田幸紀放送総局長は「競技全部、2000時間という量に、まずしっかりと着実に対応できるか、量がケタ違いなのが五輪に向けての課題」と明かし、「東京五輪ではすべての競技(が対象)になると思うので、そのときは2000時間を超えるものに対応しなければならない。我々が考えているシステムで、現状でどこまでできるか大きなチャレンジ」と語った。

テレビ 最新記事