俳優の菅田将暉さんが、柴咲コウさんが主演する2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演することが決まり、12日に東京・渋谷の同局で行われた会見に出席。井伊家の嫡男として後見人となった直虎に育てられ、「徳川四天王」の1人に数えられることになる井伊直政役で大河ドラマに初出演する菅田さんは、「浮足だっている」と素直な心境を明かしつつ、「優しい先輩方に甘えながら、キレキレで、かっこいい直政を演じたい」と力を込めた
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また菅田さんが「日本で俳優をやっていて、(大河ドラマは)大きな一つの目標だった。すごくうれしいです」と喜びを語ると、脚本の森下佳子さんとともに、同局の連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」(2013年)からのつきあいという制作統括の岡本幸江チーフプロデューサー(CP)は、「その時に『次は大河だね』って言っていたんですけど、それが本当に実現するとは」と感慨深げ。
菅田さんをよく知る岡本CPは、そんな菅田さんについて「まだまだ大きくなる人で、のびしろもある。もっともっといろいろな面を見てみたいと思った」と期待を込めつつ起用理由を明かし、「『ごちそうさん』では“いい子”でしたが、今回は優秀だけど行き過ぎた面もある。でも愛されずにはいられないという役。きっとうまくやってくれると思います」と話していた。
ドラマは、激動の戦国時代に男の名を名乗り、井伊家の家督を継ぎ“おんな城主”となった女性・井伊直虎の生涯を描く。主人公・直虎は、幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康の重臣・井伊直政の養母。井伊家当主・井伊直盛の一人娘として生まれるが、戦のたびに当主を殺され、男の名で家督を継ぎ、駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と三つの大国が虎視眈々(たんたん)と領地を狙う中、己の知恵と勇気を頼りに、仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延びていく。
オリジナル作品で、脚本は「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN-仁-」「とんび」「天皇の料理番」などの森下佳子さんが担当する。放送は17年1月から。
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