真田丸:大河初出演の岸井ゆきのの素顔は… 緊張の撮影を語る

「真田丸」で「たか」を演じている岸井ゆきのさん=NHK提供
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「真田丸」で「たか」を演じている岸井ゆきのさん=NHK提供

 俳優の堺雅人さんが主演のNHK大河ドラマ「真田丸」で、豊臣秀次(新納慎也さん)の娘・たかを演じる女優の岸井ゆきのさん。東京ガスのCM、ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)などに出演してきた女優で、大河ドラマに出演するのは初めて。岸井さんは「ウソでしょ!? 驚きつつ、疑ってしまいました。出演が決まり、次の日くらいからだんだん、不安になってきました」と語る。岸井さんに「真田丸」への思いを聞いた。

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 「真田丸」は、堺さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁を演じ、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿を描いている。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組!」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけている。

 岸井さんが演じるのは、豊臣秀吉(小日向文世さん)によって切腹に追い込まれる関白・秀次の娘で、秀次一門の処刑を免れ、信繁の3人目の妻となる「たか」。初の大河ドラマの出演は「身動きがとれなくなるくらい緊張しました。せりふがないシーンだったのですが。放送されて『よかったよ!』という周りの声を聞いて、肩の荷がおりた気がしました。すごく不安だったので、安心したんです」と苦労も多かった様子だ。

 「大河ドラマの現場は厳粛な空気がある」といい、「撮影の次の日に背筋が痛くなったり……。もう少し慣れたいですね。普段から撮影では緊張するのですが、所作などは、普段やっていることでは補えないこともあり、特に緊張しています」と“緊張”という言葉を何度も口にする岸井さん。一方で「時代劇はずっとやってみたかった。ここにいられることが、幸せです」とも語る。

 また、三谷さんの作品では映画「ラヂオの時間」のファンだったといい「私が出られるんだ!とうれしかった。『真田丸』の台本を読んですごく立体的に絵が見えてきました」と喜びも大きいようだ。

 岸井さんは今後、「真田丸」の出演でさらに注目を集めそうで「今、頑張らないと!と感じています」と語る。「いつもいろいろな役をやっていると思われるような幅広い女優さんになりたい」と意気込んでおり、今後の活躍も期待される。

 「真田丸」はNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。17日放送の第28回「受難」では、秀次の最期が、最新の調査による新解釈で描かれる。

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