清武弘嗣選手:バルセロナと対戦「本当にやるのって感じ」 セビージャ移籍も語る

笑顔でインタビューに答えた清武弘嗣選手=WOWOW提供
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笑顔でインタビューに答えた清武弘嗣選手=WOWOW提供

 今シーズンにドイツのハノーファー96から、スペインのセビージャFCに移籍したサッカー日本代表の清武弘嗣選手。セビージャはスペインリーグのシーズン最初のタイトル争いとなる大会「スーペルコパ2016」でFCバルセロナと対戦する。清武選手に大会への意気込みやセビージャへの移籍について聞いた。

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 「スーペルコパ2016」は、リーガ・エスパニョーラの優勝チームと、スペイン国王杯「コパ・デル・レイ」の優勝チームが対戦する規定だが、2015-16シーズンはどちらもバルセロナが優勝したため、バルセロナと国王杯で準優勝だったセビージャが対戦。ホーム&アウェー方式で2試合を行い、勝敗を決定する。バルセロナが勝てば3年ぶり12回目、セビージャが勝てば9年ぶり2回目の優勝となる。

 アルゼンチンのメッシ選手、ウルグアイのスアレス選手、ブラジルのネイマール選手を擁するFCバルセロナとの対戦に、清武選手は「今までバルセロナやレアル・マドリードの試合はテレビでしか見たことがなかったので、本当にやるのって感じです(笑い)」と明かしつつ、「これから感じるものは、一気に自分の中で目まぐるしく、意識も変わると思いますし、成長のスピードも速くなると思います」とコメント。

 「スーペルコパ」は「本当に楽しみです。その時までにポジションはつかまないといけないし、そういう強い気持ちを持っていきたい」と語る清武選手。アウェーではバルセロナのホームスタジアム「カンプノウ」でもプレーすることになるが、「(ピッチに)立ちたいですよね。まずはそこから。あの舞台に立てたら、すごいことだと思いますが、ピッチの上にいないと意味はない。まずはしっかりとポジションを取らないといけないと思います」と明かす。

 スタメン争いについては「(チームメートの)ほとんどの選手を知らなかったですし、そんなに深く考えても仕方がないです。僕はそういうポジション争いを望んできました。ポジションを取れるか取れないかは自分次第。でも、必ずポジションを取りたい」と強い思いを明かした。

 セビージャの敏腕スポーツディレクターに目をつけられての同クラブ移籍については「とても光栄です。でもその分、結果を求められると思いますが、楽しみながらやりたい」と語り、サポーターに対しても「できることをやるしかないですし、戦う姿勢も求められると思います。まずは自分の色をしっかり出していかないといけないですね」と意気込む。

 最後に清武選手は「ヨーロッパに来たからには、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出たいという気持ちが大きかった。セビージャは歴史があり、強くてヨーロッパリーグを3連覇しています。そういうクラブ、そしてスペインという国で(これから海外移籍してくる日本人選手のためにも)僕が活躍しないといけない」と新たな挑戦への決意を明かした。

 *……WOWOWでは「スーペルコパ2016」の2試合を生中継。放送はWOWOWライブで、第1戦「セビージャ対バルセロナ」が15日午前4時45分、第2戦「バルセロナ対セビージャ」が18日午前5時45分から。
 

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