吉田羊:女医役で主演も米倉涼子との違い強調? 「失敗する」「決めぜりふない」

10月スタートの連続ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」で主演を務める吉田羊さん
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10月スタートの連続ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」で主演を務める吉田羊さん

 女優の吉田羊さんが14日、主演を務める10月スタートの連続ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」(関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後9時)の収録を行う東京都内のスタジオで取材に応じた。主人公の医師・橘志帆を演じる吉田さんは「格好よくて、スーパードクターで、“絶対に失敗しない”お医者さん。すでにそういうドラマが作られている」と米倉涼子さん主演の人気作「ドクターX」(テレビ朝日系)を引き合いに、「私のパブリックイメージや『女医×吉田羊』で、格好いいスーパードクターって感じを想像するかもしれないけど、そこをいい意味で裏切っていけたら」と意気込んでみせた。

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 吉田さんは自らの役どころについて「どこか抜けていて、すっとぼけていて、天才ではあるけれど失敗もする。身近に感じられる等身大の女医像で、新しい」と笑顔。「ドクターX」で米倉さんが演じた大門未知子は「私、失敗しないので……」の“決めぜりふ”が有名だが、吉田さんは「(志帆は)決めぜりふはないんです。そういうものがないのも新しい(笑い)」と冗談まじりに“違い”をアピールしていた。

 吉田さんは今回が地上派の民放連ドラ初主演となるが、自分を「“主役肌”とは思っていない」といい、「私は大旗を振って先導していく性格じゃない。基本的に自分に自信がないので、(主役は)向いていない。私が見てきた一線級の主役の方々は視野が広くて、いつでも共演者に気を配って、プラス自分の役をアレンジできる余裕を持っている、私にはできない」と恐縮しつつ、「現場では皆さんが持ち上げてくれるので、苦手、できないと言ってばかりはいられない。自覚を持って現場にいることも一つの務めなのかな」と前を向いていた。

 また、参考にしたい“座長”は、昨年放送された連続ドラマ「コウノドリ」(TBS系)で主演を務めた綾野剛さんだといい、「オペシーンを撮る時に、『よし、みんな助けるよ』と音頭を取って、士気を上げてくださった。あえて自らパフォーマンスとしてやっていくのも大事なんだな」と感心。一方、大ヒットドラマ「HERO」(フジテレビ系)で共演した「SMAP」の木村拓哉さんについては「木村さんは何でもできるので、参考にならない」と明かしていた。

 10月からはWOWOWでも主演を務める連続ドラマ「コールドケース ~真実の扉~」がスタートするが、吉田さんは「これがゴールではないので」と強調し、「どの役でも『この人にしか見えない』って思ってもらうことが私の生きがい。それ(主演)が一番の目的ではないので、通過点という感覚です」と語っていた。

 「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」は、脳神経外科医として活躍していた志帆が、手術中に幻覚を見たことが原因で外科医を辞め、医師が解明できなかった病の原因を究明する解析診断部の医師となり、全員女性で個性が強いキャラクターが集まった解析診断部のメンバーたちとさまざまな患者を救っていく姿を描く医療ミステリー。相武紗季さん、吉岡里帆さん、お笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子さん、滝沢沙織さん、笛木優子さん、伊藤蘭さんらが出演する。

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