観月ありさ:しっとり和装で“大人の色気” 緒川たまきも…

主演ドラマ「隠れ菊」の会見に登場した観月ありささん
1 / 1
主演ドラマ「隠れ菊」の会見に登場した観月ありささん

 女優の観月ありささんが23日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた主演ドラマ「隠れ菊」(NHK・BSプレミアム)の試写会に薄紫色の和服姿で出席した。ユリの花が描かれた落ち着いた色合いの和装で登場した共演の緒川たまきさんとともに、しっとりとした“大人の色気”を漂わせていた。

あなたにオススメ

 離婚を余儀なくされ、亡き義母が女将を務めた料亭を引き継ぐことになるヒロイン・上島通子(かみしま・みちこ)を演じる観月さんは、劇中でも和服姿を披露しており、「(これまでは)快活な役が多いんですけど、今回は本当に大人の女性。しっとりとしたお芝居をさせていただいています。ちょっと大人の女性の、たおやかさといいますか、しっとり感みたいなものを出せたらいいなと思ってます」と抱負を語っていた。

 一方、通子の夫・旬平(前川泰之さん)と長年の不倫関係にあった金沢の酒蔵の社長・矢萩多衣(やはぎ・たえ)を演じる緒川さんは「私の役は観月さん演じる通子さんのだんなさんを奪ってしまう愛人。ヒロイン通子さんは運命を切り開いていくような女性ですが、多衣は自ら運命に身を沈めていくようなところがある。あまりに違いすぎて、その極端な違いがこのドラマを引っ張っていくと思う。本来憎み合う通子さんと多衣という女性が、また違う人間関係を作っていくことになるので、そこも興味を持って見ていただけたら」と語っていた。

 ドラマは故・連城三紀彦さんの小説が原作。静岡の浜名湖畔の料亭・花ずみを引き継いだ通子(観月さん)の波乱に満ちた日々が描かれる。通子は、突然の離婚通告、料亭の倒産、多額の負債、夫の愛人との駆け引きなどさまざまな困難を切り抜けていく。旬平の母・キクを松原智恵子さん、通子の兄の友人・笠井芯太郎を筒井道隆さんが演じる。

 会見には前川さんも出席。「こういう連続したドラマでこれだけ大きな役をいただくのは初めて。大きな喜びとプレッシャーを感じていましたが、始まるまえに本を読んで、旬平という役にほれ込んで、旬平という役を生きようと意気込んで入った。あつい日々を過ごしていられる毎日を幸せに感じながら撮影の真っただ中です」と語っていた。

 ドラマはNHK・BSプレミアムで9月4日から毎週日曜午後10時に放送。全8回。

テレビ 最新記事