高畑裕太容疑者:母・高畑淳子が謝罪会見(4) 「『死のうと思った』と言っていた」

長男・高畑裕太容疑者の逮捕を受けて謝罪会見を開いた高畑淳子さん
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長男・高畑裕太容疑者の逮捕を受けて謝罪会見を開いた高畑淳子さん

 強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者の母で女優の高畑淳子さんが26日、東京都内のホテルで謝罪会見を行った。高畑さんの会見のおもな一問一答は以下の通り。

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 ――裕太容疑者とは一緒に暮らしていた?

 はい。演劇大学が終わって1人暮らしをしていたんですが、連続して出演させていただける番組が家の近くだったものですから1年くらい前からまた家に戻ってきました。

 ――2人ともお忙しいと思いますが、ご自宅で一緒になるような日は多かった?

 そうですね。私は基本的に外に出ないので、仕事が早かったときは多いかどうか分かりませんが自宅にいる時間もあったと思います。

 ――裕太容疑者はいつから群馬に?

 一度行ったのが、8月の上旬。10日くらいに3、4日行きまして、今回また仕事先からそのまま群馬に向かったと思っています。

 ――最後に会ったのは?

 8月19日か20日くらいだったと思います。仕事先からそのまま群馬に行くということで、泊まりのものがいろいろタオルとかそういうものがなくなっていたので「ああ、泊まりに行くんだな」と。顔を見ていないまま、仕事に行ってそのまま群馬に行ったような状態で送り出してはいません。

 ――会ってないまま群馬に。

 朝早く出て行ってそのまま。

 ――変わった様子は?

 顔を合わせておりません。

 ――顔を合わせていないのが続いていた状態?

 いや、でも帰ってきていますので夜寝ているところとかソファに寝転んでいる様子は見ていますが。

 ――多くの会話はなかった。

 そうですね。

 ――昨日面会、差し入れは?

 Tシャツです。

 ――今後も面会は?

 はい。

 ――何か差し入れたい物は?

 今はまだそこまで考えは(憔悴=しょうすい=した様子)……すみません。

 ――芸能界入って浮かれていた。他の芸能人から苦言など何か言われたか?

 私の知る限り苦言というものはなかった。いろんな方からお誘いをいただいて可愛がっていただけているような気がしていました。

 ――女性芸能人で、彼のことを嫌がっている様子も、テレビでも流れたが、どのように見ていた?

 ああいうタイプの男の子が嫌な人は多いだろうなと思います。

 ――母が分かるか疑問ですが性的な衝動を抑えられない。行動にブレーキかけられないようなことがあったのか?

 私が見る顔は家庭の中だけの顔で、その中で思い出されることは、ないように思いますが。


 ――計画性、欲求抑えられなかったと話していると伝えられているが、そういうことがありそうな雰囲気は?

 そのことは皆さんが報道されていること、それがどうであるかということは本当に申し訳ないんですが……。

 ――こういう犯罪、繰り返される傾向あるといわれているが、過去にトラブルはあったのか?

 ございません。

 ――そうすると全く予想だにできず? 性的犯罪を起こす危機感は感じていた?

 ございませんでしたが、今、それを言ってもいけないことではないかと思いますので。

 ――家族、たくさんの仕事でブレーキがかからない状況、どう思う?

 家族が22歳の男性にずっとついていることは、家での、私はできる限りのケアをしたつもりでおりましたが、それも今、申し上げられることではないように思います。

 (司会が『予定時間を過ぎました』と切り上げに入る)

 いいえ、すべてのご質問にお答えしたいと思います。

 (質疑応答が再開)

 ――接見では裕太容疑者から聞けなかったということだが、弁護士からは聞いていないか。すべて認めているのか?

 そのことは皆さんの方がずっとお詳しくていらっしゃると思いますが……。

 ――弁護士からは何も聞いていないか?

 この場で申し上げることはできないと思います。

 私もこのような会見を見ているときに、どうしてぐずぐず言わないんだろうと思っていましたが、世の中には私どもの知り得ないルールがたくさんあるんだということを今回初めて、本当に初めて知りましたので、そのへんはどうぞご容赦ください。

 ――息子から被害者について謝罪のようなことはあったのか?

 もちろんです。申し訳ない、申し訳ないと繰り返すばかりでした。

 ――「申し訳ない」は母だけでなく、被害者の方に対しての申し訳ないということか。

 そのように思っております。

 ――昨日、聞いたのは申し訳ないだけか? 他に裕太容疑者が話していたことは?

 仕事のご迷惑はどうなっていますかということをまず言っておりました。(その二つですか)言ってはいけないでしょうけど、「死のうと思った」みたいなことを言ってましたね……。あとは、震えて泣くばかりで、理路整然と何がどうでどうでということをいえる状態ではなく、仕事の状態はどうなっているかの報告を自分の中で整理して、どれだけのことが外で起こっているのかということを聞くのが、自分が何かいうというよりは、外のことを把握しなければいけないということ、周りの方のご迷惑もそうですけど、何もできないところでご迷惑のことを気にして聞いているという、それがほとんどだったと思います。

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