釣りバカ日誌:濱田岳版がSPドラマで復活 西田敏行もケガと病気乗り越え「夢のよう」

連続ドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」のSP版に出演する濱田岳さん(左)と西田敏行さん(C)やまさき十三・北見けんいち・小学館/テレビ東京/松竹
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連続ドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」のSP版に出演する濱田岳さん(左)と西田敏行さん(C)やまさき十三・北見けんいち・小学館/テレビ東京/松竹

 俳優の濱田岳さん主演で2015年10月期に放送された連続ドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」(テレビ東京系)がスペシャルドラマとして復活することが18日、明らかになった。再び“ハマちゃん”こと浜崎伝助を演じることになった濱田さんは「釣りバカが特番で復活します。キャストもスタッフもほぼ一緒のメンバーです。そういう体制で再び釣りバカに臨めるのは、それはもう、とてもうれしいことです」と大喜び。一方、頸椎(けいつい)亜脱臼や胆のう炎といったケガや病気を乗り越え、“スーさん”こと鈴木一之助役としてSP版に出演する西田敏行さんは「撮影できるのか不安でした」と明かしつつ、「こうして釣りバカの現場に立っていられるというのがすごくうれしいです。夢のようです」と感慨深げにコメントしている。

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 「釣りバカ日誌」シリーズは、やまさき十三さん作、北見けんいちさん画のマンガが原作で、1988~2009年に西田さんと故・三國連太郎さんのコンビで映画シリーズ22作が製作されており、「~新入社員 浜崎伝助」は初の連続ドラマとして注目された。ドラマは15年の東京が舞台で、奇跡的に入社試験を突破して大手建設会社の「鈴木建設」に就職した“釣りバカ”のハマちゃんこと浜崎伝助(濱田さん)が、自分が勤める会社の社長と気づかずにスーさんこと鈴木一之助(西田さん)と釣りを通して親しくなり、さまざまな珍騒動を引き起こす姿を描いた。

 今回のSP版には濱田さん、西田さんに加え、ハマちゃんと付き合い始めた小林みち子役で広瀬アリスさん、ハマちゃんの直属の上司で鈴木建設の営業本部営業3課課長・佐々木和男役で吹越満さんらおなじみのキャストが登場し、ハマちゃんの出張をきかっけに伊勢・志摩に向かった一行の巻き起こす騒動や、ハマちゃんとみち子との関係が描かれる。ドラマでは初の地方ロケで、バカバカしさもスケールアップしているといい、濱田さんは「またしっかりふざけなきゃいけないなって」と話している。

 濱田さんは、西田さんとのコンビ再結成について「実際に撮影が始まり、せりふのキャッチボールを始めたら、あっという間に楽しくなりました。ハマちゃんスーさんの関係に戻るのに時間はかかりませんでした」と自信を見せ、「いい意味でバカバカしさを追求して、原作や映画版にも負けないほどの見応えある作品にできればと思っています! 」と力を込めた。

 一方、西田さんは入院中に濱田さんがお見舞いにきてくれたことを明かし、「元気をもらってね。釣りバカの撮影までには復活しなくちゃなという気持ちになりました」と話し、「楽しいエンターテインメントを繰り広げようと思っています。一家団らんでゆっくりとお楽しみください」とアピールした。

 SP版の放送時期やゲストは後日、発表される。

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