三池崇史監督:ジョジョ実写化どう表現? 「期待を上回るスタンドを作る」

実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」の製作発表会見に登場した三池崇史監督
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実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」の製作発表会見に登場した三池崇史監督

 荒木飛呂彦さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」の製作発表会見が28日、東京都内で行われ、メガホンをとる三池崇史監督が、主人公・東方仗助役の山崎賢人さん、広瀬康一役の神木隆之介さんらキャストともに出席した。

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 三池監督は「オファーをいただいたときは3日間眠れずにどうしようかなと考えたが、逃げるわけにいかないので、ぜひ引き受けさせてくださいと。これを作った後は我々は何を作ればいいんだという作品にしなければいけない。日本映画が1回全部リセットする、それくらいのビッグタイトルだと思いますので、力の限り精いっぱいやりたいと思います」と意気込みを語った。

 今回映画化される「ダイヤモンドは砕けない」は原作の第4部で、日本のS市杜王町が舞台だが、撮影は今後、スペイン・カタルーニャ地方のシッチェスで行うことも発表された。三池監督は「世界中で杜王町を探した。非常に美しい歴史のある町で、ジョジョにぴったりです。そこで映画のほぼすべてを撮ろうと思っています」と明かした。

 さらに、「ジョジョ」の代名詞ともいえる特殊能力「スタンド」の表現については、「もちろんスタンドの登場しないジョジョはあり得ないと思うので、期待を上回るスタンドを作るべく、いろいろ実験を重ねているところです」と説明。最後は「びびることなくこのメンバーで直球で勝負を懸けたいので、完成を楽しみにしていてください」と力強く語った。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は、1986年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった荒木さんの人気マンガ。数世代にわたる個性的な悪人たちとの戦いを描いた壮大なストーリーに加え、独特の擬音を用いた表現や立ちポーズなどが人気を博しており、現在は「ウルトラジャンプ」でシリーズ第8部「ジョジョリオン」が連載されている。

 今回映画化される第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、1999年の日本が舞台。ジョセフ・ジョースターの隠し子・東方仗助が友人の康一や虹村億泰、マンガ家の岸辺露伴、承太郎らとともに杜王町に潜むスタンド使いと戦う……というストーリー。映画は東宝とワーナーブラザースジャパンによる初の共同製作・配給作品として、2017年夏に全国で公開。

 会見には、山岸由花子役の小松菜奈さん、虹村形兆役の岡田将生さん、億泰役の真剣佑さん、片桐安十郎役の山田孝之さん、空条承太郎役の伊勢谷友介さんらも出席した。

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