東京ラブストーリー:「女性セブン」で続編、27年ぶり連載へ 前作の25年後“アラフィフ”のカンチとリカ描く

「東京ラブストーリー ~After 25 years~」のイラスト=小学館提供
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「東京ラブストーリー ~After 25 years~」のイラスト=小学館提供

 1991年に鈴木保奈美さんと織田裕二さん主演でテレビドラマ化されたマンガ「東京ラブストーリー」の25年後を描いた新作「東京ラブストーリー ~After25years~」の連載が27年ぶりに「女性セブン」11月10日発売号で始まることが明らかになった。今年の1月に「週刊ビッグコミックスピリッツ」で掲載された読み切りの人気を受けての続編決定で、“アラフィフ”になった永尾完治(カンチ)と、赤名リカの物語が描かれる。

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 「東京ラブストーリー」は、1988~89年にスピリッツで連載されたマンガで、コミックスの累計発行部数は250万部以上。「家族の食卓」「あすなろ白書」を手掛けた柴門ふみさんの代表作の一つ。愛媛県から上京した社会人のカンチと、同僚でアフリカ育ちの自由奔放(ほんぽう)なリカ、カンチの初恋の幼なじみ・関口さとみ、さとみに引かれる医大生・三上健一の恋愛模様が描かれた。

 「東京ラブストーリー ~After25years~」は、スピリッツの創刊35周年読み切り企画の一環として、今年1月に掲載された読み切りでは、50歳になったカンチやリカが登場し、カンチとさとみと結婚した世界が描かれており、カンチの娘とリカの息子が結婚を決意したことを知る……というストーリー。最後は25年前の“思い”なども明かされ、インターネットなどでは「懐かしい」と話題になった。「女性セブン」での続編は、スピリッツの読み切りの続きとなる。全7話の予定。連載を掲載した新作コミックスは2017年1月12日に発売される。価格は1000円(税抜き)。

 同日開かれた小学館の発表会に登場した柴門さんは、執筆動機について「編集部からも打診があり、約25年たって描いてもいいかなという気持ちがありました。カンチとリカが勝手に動き出してくれました」と執筆動機について語った。柴門さんは連載の全7話は描き終えたといい「読み切りを描いた段階では心残りはあったんですが、今はもう描ききったと思っています。不倫マンガではありません。切ない、温かい気持ちになる作品になったと思います」とアピールした。

 ドラマ版はフジテレビのドラマ枠“月9”で放送された。リカを鈴木さん、カンチを織田さんが演じたほか、江口洋介さん、有森也実さん、千堂あきほさんも出演し、高視聴率を獲得。小田和正さんが歌う主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」も大ヒット。“月9”を90年代を代表する人気ドラマ枠に押し上げた作品として知られている。

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