火花:又吉のベストセラー小説がマンガ化 「鈴木先生」作者が描く

マンガ「火花」のイラスト=小学館提供
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マンガ「火花」のイラスト=小学館提供

 お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんのベストセラー小説「火花」がマンガ化され、28日発売のマンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)53号で連載がスタートすることが21日、分かった。又吉さんのラブコールで、「鈴木先生」などの武富健治さんがマンガを描く。

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 又吉さんは「もともと武富先生のファンだったので楽しみですね。武富先生のマンガは文学を読んでいる感覚で読めるんです。例えば、『火花』を読んでいない人に『内容話しといたで』と友だちから言われたら、そういうことちゃうねんって思うじゃないですか。でもそいつが噺家(はなしか)さんとかしゃべりのプロやったら、ありがとうございますって思う。『火花』を分かりやすく伝える必要はなくて、マンガ版の『火花』という作品として成立してもらいたい。原作と読み比べてもらってもいいですし、マンガを楽しんだあとに、小説はあんまり読まへんけど試しに読んでみようかなと、手にとってもらってもありがたいですね」と話している。

 「火花」は、売れない芸人の徳永が、天才肌の先輩芸人・神谷と電撃的に出会い、師弟関係が始まるが、徳永が少しずつ売れていくに従い、相変わらずの生活を続ける神谷との関係に変化が生じる……というストーリー。同作は昨年、第153回芥川賞を受賞したことも話題になった。

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