草なぎ剛：タイ移住を決意？「もう帰りません」　主演ドラマ「嘘の戦争」がクランクイン

　人気グループ「SMAP」の草なぎ剛さん主演で、1月にスタートする連続ドラマ「嘘の戦争」（関西テレビ・フジテレビ系）が19日、タイ・バンコクでクランクインした。繁華街では、草なぎさん扮（ふん）する主人公の浩一が、30年前に家族を殺した“傷のある男”に遭遇し、30年間眠っていた“怒り”を取り戻すという重要なシーンも撮影。草なぎさんは「なんかタイになじんじゃって、もうずっといようかな。日を追うごとに、僕はタイに来るべくして来たんだなと実感してしまったので、もう帰りません（笑い）」とすっかりタイを気に入ったようで、「バンコクならでは独特の雰囲気と『嘘の戦争』がスタートするにふさわしい映像になっていますので、ぜひとも皆さんに見ていただきたいなと思っています。絶対に見逃さないでください！」と手応えを明かしている。

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　草なぎさんに続き、浩一の相棒の女詐欺師・十倉ハルカを演じる水原希子さんもクランクイン。撮影では「コーシャンペンソンゲーオ（シャンパン二つください）」など、タイ語のせりふをさらりとこなす草なぎさんについて、水原さんは「タイ語は、日本語にはない発音があるので難しいと思いますが、すごい練習をされていました。大変そうでしたけど、現地の方が理解できるくらいマスターされていたのですごいなって思いました」と驚きの表情。一方、草なぎさんは「コツは、外国語なので堂々としゃべること」といい、「現地に来たら実は日本で覚えてきたタイ語と違ってたんだけど、そこは臨機応変に対応しました」と明かしていた。

　撮影初日には、1時間以上続くスコールが3回も降るなど、ハプニングにも見舞われたバンコクロケ。朝から晩まで丸々3日間、ハードな撮影を無事終えることができた草なぎさんは「夜の繁華街はいろんな人種の方々があふれかえっていて、活気があって本当に元気。タイに来て撮影して良かったなと思える映像が、画面から伝わってくると思います」と仕上がりに自信を深めていた。

　ドラマは、2015年に放送された草なぎさん主演のドラマ「銭の戦争」に続く、復讐（ふくしゅう）劇第2弾。殺人事件で家族を亡くし、復讐を果たそうとする天才詐欺師・浩一の姿を描く。浩一と熾烈な頭脳戦を繰り広げるニシナコーポレーションの二科隆社長を藤木直人さん、仁科家の長女で隆の妹の女医・楓を山本美月さんが演じ、安田顕さん、大杉漣さん、アイドルグループ「Sexy Zone」の菊池風磨さんらも出演する。

　また浩一の“最大の敵”となるニシナグループ会長の二科興三役に市村正親さんも決定。草なぎさんとは映画「ホテル ビーナス」（04年公開）での共演以降、公私ともに親交の厚い市村さんは「剛君はバラエティーも面白いんだけど、やっぱり俳優だなあと思うんです。俺の中では剛君は、高倉健さん風なイメージ、俳優としてこれからもっともっと楽しみです」と話し、「今回は悪役だから、心の中では愛を持って見ているけど、表面的には敵意をむき出しで、どんな結末になっていくかはわからないけれど、お客さんを楽しませることができたらと思っています」と意気込んでいる。

　ドラマは2017年1月スタート。毎週火曜午後9時に放送。