注目映画紹介:「ポッピンQ」 ダンスシーンの“名手”が手腕発揮 王道ストーリーも

「ポッピンQ」のダンスシーン(C)東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016
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「ポッピンQ」のダンスシーン(C)東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016

 東映アニメーションが製作する劇場版アニメ「ポッピンQ」(宮原直樹監督)が23日、公開される。「プリキュア」シリーズのダンス映像を手がけてきた“名手”宮原監督が長編アニメに初挑戦したことも話題になっており、少女たちによる3DCGのダンスシーンが見どころの一つだ。

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 「ポッピンQ」は、東映アニメーションの60周年記念作品で、不思議な絆で結びついた少女たちが、時の谷に住むダンスが生業(なりわい)の生命体・ポッピン族と出会い、世界の危機を救う使命を突然帯びることになる……というストーリー。人気ライトノベル「キノの旅」シリーズ(KADOKAWA)などで知られるイラストレーターの黒星紅白(くろぼし・こうはく)さんがキャラクター原案を手がけた。

 主人公・小湊伊純は、中学卒業とともに高知から東京に引っ越すことが決まっている中学3年生。陸上の県大会で、思った通りの成績が出せなかったことを後悔しており、明るく負けず嫌いな性格だ。少女たちはいずれも悩みを抱えているが、葛藤しながら成長するという王道のストーリーが展開される。ダンスシーンは、アニメファンの間でクオリティーの高さに定評がある「プリキュア」シリーズを手がけてきた宮原監督の手腕が存分に発揮されている。女の子たちが踊る姿は可愛くもあり、アスリート的な凛々(りり)しさも感じた。

 「ちはやふる」などの瀬戸麻沙美さんが伊純を演じるほか、声優として井澤詩織さんや種崎敦美さん、小澤亜李さん、黒沢ともよさんらが出演する。23日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(小西鉄兵/MANTAN)

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