女優の吉岡里帆さんが10日、東京都内で行われたNHK・BSプレミアムのドラマ「朗読屋」の会見に主演の吉岡秀隆さんと出席。秀隆さんと共演した印象を聞かれた里帆さんは、「同じ名字という不思議な縁もあり、私からしたら大大大大先輩で、まさか本当にお会いできるとも思ってなかったし、1対1でお芝居できるとも思っていなくて。吉岡秀隆様が目の前に……」と感動を表現。さらに「この仕事を本当に続けられるんだろうかと毎回毎回思いますと話したら、『僕もそうだよ』と……」と仕事の“悩み相談”に乗ってもらったことを明かし、「私の背丈に合わせて腰をかがめて話してくださったような気がした」と感激していた。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
一方、秀隆さんは、「同じ名字で、いつか会えることがあるかなと思っていたら、意外と早く共演できた」と笑い、共演した感想について、「いろいろなお話を撮影の待ち時間にさせてもらって、刺激を受けた。お芝居に対する情熱みたいなところとか」と語っていた。
また、今作では詩を朗読する場面も多々あるが、自身の“声”について秀隆さんは「どこか心地よい芝居をしたいなと思うと、声はやっぱり重要な武器だなと思ってなんとなく意識したことはある」といい、「声はひとつの武器だとはどっか思っています」と明かしていた。
ドラマは、山口市などを舞台にした地域ドラマで、NHK山口放送局の開局75周年記念で放送。妻に去られたマモル(秀隆さん)は、“24時間図書館”で出会った司書のひとみ(里帆さん)の紹介で“朗読屋”を始めることになる。孤島の洋館を訪れ早川(緒川たまきさん)の叱咤(しった)激励を受けながら老婦人・玲子(市原悦子さん)に中原中也の詩を朗読するマモルは、さまざまな出会いと詩を朗読する日々を通して妻の思いを知る……というストーリー。BSプレミアムで18日午後10時に放送。
この日の会見には市原さんも出席予定だったが、風邪のため欠席した。
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