アニメ質問状:「チェインクロニクル」 手書きと3DCGのマッチング 石田彰と山下大輝は師弟的?

「チェインクロニクル ヘクセイタスの閃」の一場面(C)SEGA/チェンクロ・フィルムパートナーズ
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「チェインクロニクル ヘクセイタスの閃」の一場面(C)SEGA/チェンクロ・フィルムパートナーズ

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、人気スマートフォン用RPGが原作のテレビアニメ「チェインクロニクル ヘクセイタスの閃(ひかり)」です。工藤昌史監督に作品の魅力を語ってもらいました。

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 --作品の概要と魅力は?

 原作は、大人気のスマホRRGです。舞台となる大陸でチェインクロニクルという謎の本を巡り、人間や妖精、鬼といったさまざまな種族たちが時には協力し、時には争いつつ、大陸を支配しようとたくらむ黒の軍勢に立ち向かっていくという、ド直球の王道ハイファンタジー作品です。

 今時、この「チェンクロ」のようなハードなハイファンタジー作品がアニメ化されることは少なく、アニメとして再現することが難しいジャンルにチャレンジしています。

 --アニメにするときに心がけたことは?

 原作ゲームファンの方にはニヤリとできる要素を盛り込むこと。またゲーム未プレーの方にはオリジナル主人公のアラムを通して「チェンクロ」の世界を知ってもらえるような構成になっています。

 映像面の見どころとしては、この作品の最大の特徴である手描きの作画と3DCGのマッチングです。SFロボットものには数多く見られますが、ファンタジー作品では作画とCGがマッチングする作品は多くないので、特にそこに力を入れてスタッフ一同制作しています。

 --作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 石田彰さんをはじめ、原作ゲームでキャスティングされている役者さんの“兼ね役”がとても多かったこともあり、アニメではアニメ版のキャスティングをさせていただきました。ストーリーが進んでいくうちに、原作ゲームからキャスティングされている方々とアニメからキャスティングされた方々がそれぞれお互いうまくハマっていった手応えはあります。

 特に石田彰さんと山下大輝さんは、作品中のユーリとアラムのような師弟的な感じに見えていったのが面白かったですね。

 --今後の見どころを教えてください。

 6話で大きな展開点があります。新たな敵に対してアラムたち義勇軍のキャラクターがどう盛り返していくのかが見どころです。その後のアラムが困難に対してどう向き合い、どうそれを克服していくのかを注目してほしいです。

 --ファンへ一言お願いします。

 後半でストーリーが大きく動きます。皆まで言いませんので、今後の展開にご期待ください!

監督 工藤昌史

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