篠原涼子:吉永小百合と初共演 「北の桜守」で義理の娘に

映画「北の桜守(さくらもり)」に出演する(左上から右回りに)阿部寛さん、篠原涼子さん、佐藤浩市さん、笑福亭鶴瓶さん、高島礼子さん、中村雅俊さん、岸部一徳さん
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映画「北の桜守(さくらもり)」に出演する(左上から右回りに)阿部寛さん、篠原涼子さん、佐藤浩市さん、笑福亭鶴瓶さん、高島礼子さん、中村雅俊さん、岸部一徳さん

 女優の篠原涼子さんが、吉永小百合さんの映画出演120本目となる「北の桜守(さくらもり)」(滝田洋二郎監督)に出演し吉永さんと初共演することが22日、明らかになった。篠原さんが演じるのは、吉永さん演じる江蓮てつの息子・修二郎(堺雅人さん)の妻の江蓮真理で、吉永さんとは義理の母娘という間柄の役となる。このほか貧困にあえぐ江蓮親子を手助けする菅原信治役で佐藤浩市さん、てつの夫・江蓮徳次郎役で阿部寛さんらが出演することも同日、発表された。

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 「北の桜守」は、北の大地を舞台にした母と息子の物語。1945年のソ連侵攻で南樺太から北海道の網走へと脱出した江蓮てつ(吉永さん)は、厳しい生活に耐えながらも息子2人を育て上げ、夫を待ち続けながら同地でひっそりと暮らし続けていた。その後、米国で成功した次男・修二郎(堺さん)が帰国。息子夫婦と札幌で暮らし始めたてつだったが、徐々に不可解な行動が目立つようになる。年老いたてつは、戦禍によるPTSDの後遺症に陥っていた。そんなある日、てつが突然姿を消して……というストーリー。今作は、吉永さんが主演で北海道を舞台にした映画「北の零年」(2005年)、「北のカナリアたち」(12年)に続く、“北の三部作”の最終章となる。

 映画には、かつて江蓮家の隣人だった女性・島田光江役で高島礼子さん、江蓮真理の父親で修二郎の義父となる岡部大吉役で中村雅俊さん、居酒屋の主人役で笑福亭鶴瓶さん、長年てつたちを手助けしてくれる山岡和夫役で岸部一徳さんも出演する。また、主人公・てつの心象風景を表現する舞台の演出をケラリーノ・サンドロヴィッチ(ケラ)さんが手がけ、音楽は小椋佳さん、星勝さんが手がける。映画は2018年春に公開予定。

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