劇場アニメ「名探偵コナン から紅の恋歌(からくれないのラブレター)」(静野孔文監督)が15日、公開される。今作は人気アニメ「名探偵コナン」(日本テレビ系)の劇場版21作目で、大阪・京都を舞台に、主人公の江戸川コナン(工藤新一)と服部平次の東西の高校生名探偵が難事件に挑む。
ウナギノボリ
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大阪・日売テレビで爆破事件が発生。居合わせた平次(声・堀川りょうさん)と幼なじみの遠山和葉(声・宮村優子さん)は崩壊していくビルの中に取り残されるが、駆け付けたコナン(声・高山みなみさん)に救出される。犯人の目的が分からない不可解な状況にコナンと平次は違和感をおぼえ、捜査を開始するが、コナンは平次の婚約者を名乗る百人一首の高校生チャンピオン・大岡紅葉(声・ゆきのさつきさん)という女性と出会い……という展開。ゲスト声優として女優の吉岡里帆さんが平次と和葉が通う高校のかるた部の主将・枚本未来子(ひらもと・みきこ)役、お笑い芸人の宮川大輔さんが「皐月(さつき)会」に所属するかるた選手・関根康史役で出演している。コナンと平次がそろい踏みして推理していく姿や、大岡紅葉が初登場するシーンなどに注目だ。
毎回、コナンのダイナミックなアクションが話題となる劇場版。最新作でも冒頭からまるでスパイ映画のような迫力で楽しませてくれる。今回は平次と和葉が活躍するシーンが特に“胸アツ”だ。原作者の青山剛昌さんも事前に“ラブコメ”がメインのストーリーと予告していたが、その言葉通り、和葉のライバルである紅葉が登場し、息詰まる(?)三角関係が繰り広げられ、これまでとは違ったラブストーリー面も楽しめる。景色が美しい京都で競技かるたに絡んで起きる事件は日本的な情緒があり、重厚なミステリーとしても楽しめる。15日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)
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