注目映画紹介:「人狼ゲーム マッドランド」スパガ浅川梨奈主演 村人が圧倒的に不利な“狂人村”で生き残るのは?

映画「人狼ゲーム マッドランド」のワンシーン(C)2017「人狼ゲーム マッドランド」製作委員会
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映画「人狼ゲーム マッドランド」のワンシーン(C)2017「人狼ゲーム マッドランド」製作委員会

 アイドルグループ「SUPER☆GiRLS」の浅川梨奈(なな)さん初主演映画「人狼ゲーム マッドランド」(綾部真弥監督)が15日からシネマート新宿(東京都新宿区)ほかで公開される。原作は、隠れている殺人者“人狼”をプレーヤーが探し出す「人狼ゲーム」を基にした川上亮さんの小説。映画「人狼ゲーム」シリーズは過去5作が公開され、桜庭ななみさんや土屋太鳳さんら旬の若手女優が主演を務めてきた。最新第6弾では新ルールが追加され、人狼側が圧倒的に有利な状況の中で命を懸けたゲームが繰り広げられる。

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 小池萌(浅川さん)ら高校生10人は、気を失って、ある建物へと連れていかれる。気が付くと、殺し合いの末、生き残った者に1億円を与えるという人狼ゲームに参加させられていた。参加者は、村人側が「用心棒」と「予言者」という2人、人狼側が1人、「その他」として狂人7人。村人が生き残るには多数決の投票しかないが、狂人の生存条件は人狼の勝利という人狼側が圧倒的に有利なルールだった……という展開。松永有紗さん、佐奈宏紀さん、門下秀太郎さんら注目の若手俳優が多数出演している。

 シリーズを重ねるごとに、さまざまな趣向を凝らしてきた「人狼ゲーム」。今回は新ルール「狂人村」が斬新で、驚愕(きょうがく)に満ちたドラマを作り上げている。通常、人狼は正体がばれないように行動するのだが、今回は狂人の生き残り条件が人狼の勝利のため、自ら人狼と名乗り出て、いかに他人に信じさせるかがカギという、いままでとは少し角度が異なる心理戦を楽しめる。絶望と恐怖に支配されていく登場人物たちの狂気の表情や、人間の本性が垣間見られる多数決のシーンなどを見ていると、思わず背筋が寒くなる。(遠藤政樹/フリーライター)

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