若林時英&浅川梨奈:「フェイクマミー」撮影の裏側明かす 共演の川栄李奈は「セリフを間違えた姿を一度も見たことがない」

ドラマ「フェイクマミー」に出演する浅川梨奈さん(C)TBS
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ドラマ「フェイクマミー」に出演する浅川梨奈さん(C)TBS

 俳優の波瑠さんと川栄李奈さんダブル主演のTBS金曜ドラマ「フェイクマミー」(金曜午後10時)に出演中の俳優の若林時英さんと浅川梨奈さん。若林さんは日高茉海恵(川栄さん)が社長を務める「RAINBOWLAB」で働く若手社員・町田大輝を、浅川さんは「RAINBOWLAB」が販売するジュース「虹汁」の旗艦店「Itteki」の店員・藤崎渚を演じている。若林さんと浅川さんに、共演者の印象や撮影現場でのエピソードを聞いた。

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 ドラマは、シナリオコンクール第1回「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」で大賞を受賞した園村三さんの受賞作を連ドラ化。突発的に会社を辞め、転職に苦戦していた花村薫(波瑠さん)はベンチャー企業「RAINBOWLAB」での面接をきっかけに、社長でシングルマザーの日高茉海恵と出会う。茉海恵から、名門私立小学校を受ける娘・いろは(池村碧彩ちゃん)のため替え玉として親子面接を受けてほしいと頼まれ……というストーリー。

 --脚本を読んだ感想を教えてください。

 若林さん:ニセママ契約から始まるストーリーが斬新で、台本を読む手が止まらなかったです。読み終えてみると、幅広い層に共感していただける作品だと感じました。

 浅川さん:私も同じく「斬新だな」と思いました。人それぞれ事情や抱えているものがあるなか、そのやり方はどうであれ、みんなで補い合っている、そうした姿に「そういう見方もあるんだな」と思いました。読み進めるほどにシンプルにおもしろくて、出演者ながらも「次はどうなるんだろう」とワクワクしました。

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 --町田、渚を演じる上で意識していることは。

 若林さん:僕が演じる町田はおっちょこちょいだけどどこか憎めないキャラクター。企画提案の能力はあるものの、ミスをしてしまうところがあり、社会人としては成長途中な人物ですが、持ち前の人柄が気に入られて、社長と副社長と共に仕事ができているのかな、と思いました。撮影現場では、川栄さんや(黒木竜馬役の)向井(康二)さんに、町田のように少しでも気に入られるように(笑)、自分から話しかけるように心がけています。

 浅川さん:渚は最初に役柄を見た時に「これ、私かも」と思ったくらい、自分と重なる部分が多いと感じました。茉海恵に憧れるギャルで、作品の中では視聴者の方に一番近い等身大の存在になれたらと思っています。少し息抜きになるようなキャラクターとして作品に彩りを添えられたらうれしいです。普段から川栄さんのことを慕っているので、少しでも“茉海恵イズム”を受け継げるよう意識しています。

 --共演者の印象を教えてください。

 若林さん:波瑠さんとはまだ同じシーンがないのですが、顔合わせの時にお芝居を拝見して「薫そのものだな」と圧倒されました。川栄さんは肝が据わっていて、2日前に渡された長セリフでも完璧。相手がセリフを間違えてもフォローしてくれる余裕があって、本当に頼れる存在です。

 浅川さん:私も川栄さんがセリフを間違えた姿を一度も見たことがないです! 私は川栄さんとのシーンが多いのですが、本当に人柄が良くて、現場の空気を明るくしてくださる方。久しぶりに撮影現場へ行く時は少し緊張するのですが、川栄さんが「浅川、おはよう!」と声をかけてくださるテンションに、とても救われています。私自身もアイドルからお芝居の世界に入ったので、境遇が近いこともあってすごく尊敬していますし、プロフェッショナルな方だと思います。

 若林さん:向井さんはスーツ姿がとにかく似合う!(笑) お芝居ももちろんですが、向井さんがスーツでビシッと決めてくださることで会社の雰囲気も締まるし、存在感がすごいです。先日、誕生日をお祝いしてくださいましたし、撮影の時はいつも気にかけてくださるので、向井さんにはとても救われています。Snow Manとしての活動もある中で、ドラマにバラエティにと、本当に尊敬しています。

 --いろは役・池村碧彩さんの印象は。

 若林さん:(情報バラエティー番組の)「よるのブランチ」(TBS系)の収録でお会いしましたが、とても天才肌だと感じました。

 浅川さん:本読みの段階から、ちゃんと涙を流していたんです。第2話の鍵盤ハーモニカのケースをめぐるシーンではしっかり感情が入っていて、本当にすごいなと。まさに“いろは”としてそこに生きていました。

 --これまでの放送で印象的だったことや、今後の見どころは。

 若林さん:第1話で町田がミスして泣いて謝るシーンの後、薫さん、いろはちゃん、社長が迫真の演技で泣いているのを見て、少し恥ずかしくなってしまって(笑)。でも、いいバトンタッチができたな、とポジティブに考えるようにしています。第4話で町田がYouTuberだったことが分かり「Z世代なの!?」って思わず笑っちゃいました(笑)。打ち明けるシーンは、ちょっと意気込んでやりました(笑)。第5話ではAIも駆使していて、イマドキな若手社員感が全開です。

 浅川さん:慎吾(笠松将さん)やさゆり(田中みな実さん)といった登場人物たちの本性が少しずつ見えてくる展開で、物語が「転」に差し掛かっている場面かと思います。特に第4話、第5話は全体的にセリフ量が多い中で、今後の展開につながるような大事なセリフもあるので、聞き逃せないものばかりです。私は作品の中で一番視聴者に近いポジションなので、(店の)外で何が起きているか知らない分、放送をリアルに楽しんでいます。第6話(11月14日放送)以降の展開が本当に気になります。

 若林さん:第6話以降、RAINBOW LABの成長に町田も関わっていくので、その姿を見守ってもらえたらうれしいです。

 --最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

 若林さん:エンターテインメントとして毎週楽しんでいただけると思いますし、家族のあり方について新しい視点を与えてくれるドラマだと感じています。毎週金曜に、心温まっていただけたらうれしいです。

 浅川さん:私の周りでも「『フェイクマミー』、とてもおもしろいね!」と言ってくださる方が多く、ドラマ好きの方はもちろん、普段あまり見ない方にも刺さっている作品なんだと感じています。

 今後の展開もどんどんおもしろくなっていきますし、脚本も演出もキャストの皆さんのお芝居も本当に素晴らしいので、ぜひ最終回まで見届けてください。リアルタイムで見られない方は動画配信サービスなどでも追いかけて、一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。渚としても、少しでもこの作品に力を添えられるように頑張ります!

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