石つぶて:清武英利さんの最新著書がWOWOWでドラマ化

清武英利さんの「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」の表紙
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清武英利さんの「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」の表紙

 元読売巨人軍の代表兼GMで、現在はノンフィクション作家として活動する清武英利さんの最新著書「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」(講談社、25日発売)が、WOWOWでドラマ化されることが、分かった。タイトルは「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」で、11月にスタート予定。「連続ドラマW」で清武さんの著書が連続ドラマ化されるのは、2015年放送の「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」以来、2度目となる。

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 原作の「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」は、2001年に発覚し、政官界を揺るがした外務省機密費詐取事件が題材。警視庁捜査2課に属する“石つぶて”たちが組織にあらがいながらも掘り起こした事件の真相とは……。“三悪人”と呼ばれた外務省役人たちが起こした衝撃的な悪事とは……という内容で、ドラマは「しんがり」や「沈まぬ太陽」などの若松節朗さんが監督を務める。

 清武さんは「無名の刑事たちが、総理官邸でひそかに使われている『機密費』の存在を暴いたことは記憶にとどめておいてほしい事実です。石ころのような刑事の一念が、巨大な山を突き崩すこともあります」とコメントを寄せ、若松さんは「前代未聞の公務員犯罪の摘発に捜査2課の刑事が闘いを挑み暴きます。国民があまり知ることのできなかった外務省組織の犯罪の驚くべき一端を描きます。皆様の期待を裏切らないよう、スタッフ一同強い意志を持って真摯(しんし)に制作に励みたいと思います」と意気込んでいる。

 ドラマは11月から毎週日曜午後10時に放送予定。全8話。

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