西島秀俊:天才料理人役でチャーハンの猛練習もムダに…

映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」の完成報告会見に登場した西島秀俊さん
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映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」の完成報告会見に登場した西島秀俊さん

 俳優の西島秀俊さんが25日、東京都内で開かれた映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」(滝田洋二郎監督)の完成報告会見に登場した。過去編で、天皇の料理番で天才料理人の山形直太朗を演じる西島さんは「僕は当初、チャーハンを作る設定で、チャーハンを練習したけれど、(映画ではシーンが)なくなった。綾野(剛)君はものすごく作っていたけれど。僕もすごく練習したのですが……」と残念そうだった。

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 現代編で中華料理店の雇われ店長を演じ、チャーハンを作るシーンもある綾野さんは、以前に西島さんと料理シーンの話になり、西島さんが昔の料理法で鍋の振り方も違うなど苦労していた話を聞かされていた。綾野さんは「映画を見ると『あれ、西島さん(鍋を)振ってないぞ』と。今日の会見で聞こうと思っていた。どこかで振ったシーンはありましたか?」と質問。西島さんは「ないね」と即答し、他の出演者の笑いを誘っていた。会見には、「嵐」の二宮和也さん、宮崎あおいさん、「関西ジャニーズJr.」の西畑大吾さん、滝田監督も出席した。

 原作は、1990年代に人気を博した料理対決バラエティー「料理の鉄人」の演出家で知られる田中経一さんのデビュー小説。天皇の料理番・山形直太朗が考案した究極のフルコース「大日本帝国食菜全席」を巡り、2000年代初頭と1930年代の二つの話が語られる。現代編は、麒麟の舌(絶対味覚)を持ちながら料理の情熱を失った主人公・佐々木充(二宮さん)が、消えたレシピの解明に挑むミステリー。過去編は、太平洋戦争直前、レシピ作成に人生をささげたもう一人の麒麟の舌を持つ直太朗と、彼の信念を支え続けた人々の運命が描かれる。11月3日に公開。

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