YOSHIKI:「ドラムたたきたい」と意欲 “破滅の美学”から変化

「一夜限りの映画『WE ARE X』’mas上映会」に登場したYOSHIKIさん
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「一夜限りの映画『WE ARE X』’mas上映会」に登場したYOSHIKIさん

 人気ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんが25日、東京都内で開かれた「一夜限りの映画『WE ARE X』’mas上映会」に登場した。今年5月に米の病院で頸椎(けいつい)人工椎間板置換の手術を受けたYOSHIKIさんは、今後の夢について「体が持つか分からないですが、ドラムをたたきたい」と復帰に向けて意欲を見せた。

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 体を酷使するドラムプレーにより、2009年に頸椎椎間孔狭窄(きょうさく)症と診断され、頸椎椎弓切除・頸椎椎間孔切除の手術を受けたYOSHIKIさん。その後も頸椎椎間板ヘルニアの悪化で、手と腕にまひ・強度のしびれなどの症状が表れて再び頸椎椎間孔狭窄症と診断され、今年の5月に2度目の手術を受けた。

 YOSHIKIさんは「昔は破滅の美学があったのですが、2回目の手術を経験すると続けていくことの美学が(出てきた)」と説明。現状はドクターストップがかかっている状態といい、「たたいたら、また手術しないといけないかも。良い方法を考えていくしかない。ロックバンドなので、静かにドラムをたたくわけにもいかない。自分でも葛藤があったのですが」と心中を明かしながら、「近いうちにドラムをたたいている姿を見せることができると思います」と力を込め、観客から拍手を浴びていた。

 上映会は、「X JAPAN」のドキュメンタリー映画「WE ARE X」のブルーレイ・DVD発売を記念して開かれた。声出しをしたり、ペンライトやサイリウムの持ち込み、コスプレも可能で、約500人のファンが参加した。最初の質問で「(約20年出していないが)来年こそアルバムは?」と質問が飛ぶと、YOSHIKIさんは「もうやだ、その話題。クリスマスぐらいやめない? 『クリスマスプレゼントだ』と出せたらよかったけど、甘くないよね」と回答。「(ファンが)『何年も待つ』というと甘えちゃう」と漏らす一幕もあったが、「あ、やめやめ」と慌てて訂正していた。

 来年の抱負について聞かれると、「毎年言われるけれど、もう信じてないと思うが、アルバムを出せればと思っています。だんだんギャグになってきた」と笑わせつつ、「体が悪かったりするので、何とか元気になってみんなで激しいステージができればと思っています。ファンのみなさんに感謝しています」と話していた。

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