内山昂輝&村瀬歩:「デビルマン」新作は「攻めの姿勢」 1話1話が濃密

アニメ「DEVILMAN crybaby」に出演する村瀬歩さん(左)と内山昂輝さん
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アニメ「DEVILMAN crybaby」に出演する村瀬歩さん(左)と内山昂輝さん

 永井豪さんのマンガ「デビルマン」の新作アニメ「DEVILMAN crybaby」が、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で5日から配信される。新作アニメは「ピンポン THE ANIMATION」「夜明け告げるルーのうた」などの湯浅政明さんが監督を務め、初めて原作のラストまで映像化される。デビルマンとなる不動明の声優を務めるのが内山昂輝さん、もう一人の主人公・飛鳥了を演じるのが村瀬歩さんだ、新作について「攻めの姿勢の作品」と語る内山さん、村瀬さんに作品や役への思い、アフレコの様子について聞いた。

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 ◇アフレコもエネルギーを使うアニメ

 --出演が決まって感じたことは?

内山さん 了役でオーディションを受けたので、明役と聞いて驚きました。大丈夫かな?とドキドキしました。

 村瀬さん 「ピンポン THE ANIMATION」を見ていて、湯浅監督といつかご一緒したい!と思っていたのでうれしかった。オーディションは難しいなあ……と手応えがなかった。だから、びっくりしました

 内山さん 今回のチームは「ピンポン」でもご一緒させていただいた方たち。あの人たちとなら何とかなるという信頼もありました。

 --内山さんと村瀬さんはこれまでにも共演がありますが、お互いの役者としての印象は?
 
 村瀬さん キャラクターに声が入っているのを聞くと、そのキャラクターが内山昂輝以外、想像できなくなるんですよね。

 内山さん 村瀬君は多彩です。本当に声優さんだなあ……と感じています。

 --「デビルマン」の原作を読んだことはあった?

 内山さん ちゃんと読んだのは今回が初めて。衝撃的な作品。ハードな展開、絵の力もすごいですね。

 村瀬さん 僕も同じことを感じました。

 --演じる中で意識したことを教えてください。

 内山さん 明はデビルマン化してから熱量が大きくなり。せりふの勢いを大事にしようとした。“獣感”がいつもあるように意識していました。

 村瀬さん 了は基本的に明のことを最優先にする。でも、合理的なところがある。そこが核の部分になると考えました。

 --有名作ということでプレッシャーは?

 内山さん なくはなかったのですが、自分一人で背負うものではないので、いい働きができればと感じていました。

 村瀬 僕もそうですね。ただ、英語のせりふもあって、それで芝居できるのか?という不安がありました。

 --アフレコの様子は?

 内山さん 話の内容も濃いし、振り切った表現も多い。衝撃的な描写はあるけど、やることはオーソドックス。ただ、みんな必死にやっていた。自分は単純に大声を出しすぎましたね。

 村瀬さん 一気に見ると、疲れるんですよね。見るのもエネルギーを使う。アフレコでもエネルギーを使いました。

 ◇第1話で衝撃 さらにすごくなっていく

 --ストーリーはだんだんと重くなっていきます。

 村瀬さん 第1話から洗礼を受けましたね。タブーとされているものも表現され、すごく攻めている。これはヤバいなあ……って。

 内山さん まさかここまでとは!と思っていた。第1話で衝撃を受けたけど、さらにすごくなっていく。

 --新しい「デビルマン」を作っていこう!という意識は?

 内山さん 舞台が現代になっていて、展開も新しい。沿っていけば新しいものができると感じていました。骨格は変わらないけど、新たに作っていくイメージ。

 村瀬さん 原作とキャラクター性は基本的に変わらないのですが、現代にマッチするように作られています、原作をリスペクトしながら、演じさせていただきました。

 --最後に見どころを教えてください。

 村瀬さん 選べない(笑い)。すごく意欲的で挑戦的。攻めの姿勢の作品。1話1話が濃密で、また見たくなります。

 内山さん できるだけいろいろな人に見ていただきたいですね。僕らも、みんながどう思うかが興味を持っています。

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