波瑠:セブンティーン時代語る 女優業とのはざまで戸惑い 高校卒業後「毎日不安だった」

雑誌「セブンティーン」創刊50周年連載「17歳のころ」に登場した波瑠さん (C)集英社Seventeen/高橋ヒデキ
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雑誌「セブンティーン」創刊50周年連載「17歳のころ」に登場した波瑠さん (C)集英社Seventeen/高橋ヒデキ

 女優の波瑠さん(26)が、女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)3月号(1日発売)の50周年記念連載「17歳のころ」に登場し、セブンティーンモデル時代を語っている。波瑠さんは17~18歳の頃「“表紙に出たい!”とか、競争には興味がなかった」というが、仕事で注意されれば「黙ることしかできなくて」と悔しい思いも。ちょうど「女優の仕事が増えていった時期」でもあったといい、「気持ちをどこに向ければいいか戸惑ってたの。グラグラ揺れる思いと楽しさと少しのプライドが共存していたのかも」と当時の素直な心境を明かしている。

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 波瑠さんは2007~12年に同誌の専属モデルとして活躍。「クールなアネゴキャラ」と周知され、読者や他のモデル、スタッフに絶大な信頼を得ていたという。波瑠さんは「最初の頃はもう、戸惑いの連続だったと思います。何より、女子のキラキラした世界観についていけなかった(笑い)」と冗談交じりに本音もちらり。高校卒業後は大学に進学せず、仕事一本でやっていく道を選んだ波瑠さんだが、「いきなり世の中に放り出された感じがして毎日不安だったよ」と振り返っている。

 また当時は「演技のほうが頑張り方が分かる気がして、女優のほうが性に合ってるってなんとなく感じてた」時期で、「いつでも演技に生かせるように、毎日映画を見てた」と告白。さらに「10代の頃って不安だらけだよね。でも結果はあとになってからじゃないと分からない。“なんのために?”ってことだって続けてるうちに“やってて良かった!”に変わる日が必ず来ると思う」と自身の体験を踏まえて読者にメッセージを送っている。

 「Seventeen」は、女子中高生に絶大な人気を誇るティーン向け女性ファッション誌で18年に創刊50周年を迎える。北川景子さん、榮倉奈々さん、木村カエラさん、中条あやみさんらを輩出し、現在も広瀬すずさんや飯豊まりえさん、永野芽郁さんらがモデルとして在籍。専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」の開催や「ミスセブンティーン」のお披露目の場となる夏の恒例イベント「Seventeen夏の学園祭」などでも知られる。

 「17歳のころ」は、現在も芸能界で活躍する歴代の専属モデル(セブンティーンモデル)たちが、同誌で活動していた“17歳のころ”にどんなことを考え、どんなふうに過ごしていたのか振り返るインタビュー企画。2018年2月号からスタートし、第1回は女優の桐谷美玲さんが登場した。連載は1年、合計で12人の“レジェンドモデル”を予定している。

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