和牛:「恋する肉食べ女子」でドラマ初出演

ドラマ「恋する肉食べ女子」でドラマに初出演する「和牛」
1 / 3
ドラマ「恋する肉食べ女子」でドラマに初出演する「和牛」

 「M-1グランプリ2017」で準優勝したお笑いコンビ「和牛」が、22、29日深夜放送のドラマ「恋する肉食べ女子」(ABC、関西ローカル)に出演することが分かった。同コンビはドラマ初出演で、水田信二さんは「(ドラマ出演は)めちゃくちゃありがたいです」と喜び、川西賢志郎さんも「うれしかったです。タイトルが『肉食べ女子』で、コンビ名も“和牛”ということでいただいた仕事なのかなと思うと、すごくありがたいですね」と語っている。

ウナギノボリ

 「恋する肉食べ女子」は、逢沢りなさん演じる主人公の肉大好き女子・小松頼子が、肉の専門店でおいしい肉の食べ方や、花言葉ならぬ“肉言葉”を学びながら、人間として成長する姿を描く。頼子の彼氏役で陳内将さんも出演する。

 水田さんは、和牛料理専門店「肉神」のオーナーで“肉神サマ”こと肉神幸生(にくがみ・さちお)、川西さんは、“肉神サマ”の素顔を知る同店の店員・小間塚伊太郎(こまづか・いたろう)を演じる。

 ◇和牛のコメント

 ――ドラマ初出演が決まったときの感想は?

 川西さん:うれしかったです。タイトルが「肉食べ女子」で、コンビ名も“和牛”ということでいただいた仕事なのかなと思うと、すごくありがたいですね。実は今年の初めに占いで、「役者の仕事が入ってきますよ」って言われて。その矢先すぐこのお話がきたので、こんな巡り合わせあるんだなと思いました。

 水田さん:僕の役者としての人生がここからやなと思ってます。

 川西さん:水田君は昔からドラマに出たいって言っていて。「無口やけど鍵を握る、物語を動かすような人物をやりたい」っていうわがままをずっと言っていたんですよ。

 水田さん:今回の役柄はだいぶ理想に近いと思います。でももっとせりふは少なくていいです。

 川西さん:ありがたいと思え~。

 水田さん:ありがたいです。めちゃくちゃありがたいです。

 ――ドラマ収録の感想は?

 川西さん:自分では一生懸命何回も台本読んで、(演じる)小間塚がどんな人物なのか、どう自分らしさを乗せていくかとかを考えているんですが、初めてのドラマなので、どうなっているか分からなくて。早くオンエアを見たいです。

 水田さん:そうですね、イメージ通りのプレーができているかどうか、早くオンエアを見て、採点が合っていたかどうかを確かめたいですね。

 川西さん:採点? 自分の演技に点数付けてるの?

 水田さん:「ここはもうちょっとこういう感じで」とか演技指導もいただいたので、自分のプランをちょっと修正せなあかんなと。

 川西さん:プランとか言うな。

 水田さん:アクターズプランないの?

 川西さん:僕はちょっとだけ出てくる役やと思ってふたを開けたら、すごい詳しいお肉の説明せりふがあったので、うまいこと説明できるかずっと不安でした。で、いざ始まって一番最初のせりふ「いらっしゃいませ」で、「暗い」っていうダメ出しをいただいて。「あ、お肉の説明とかじゃなくて、『いらっしゃいませ』でつまずくんや俺」って。そこで1回心がくじけかけました。

 水田さん:あのときは相方としてほんと恥ずかしかったです。「おいおい」と思いました。

 ――川西さんから見て肉神とはどういうキャラですか?

 川西さん:すごくキャラがたっていてマンガみたいな男なんですよね。マスコットみたいな。演じてる水田君に関して言うと、きれいな標準語をしゃべらなきゃいけないので大変そうやなと。

 ――元料理人の水田さんから見て肉神はどういうキャラですか?

 水田さん:本気で料理をやっている人は、料理以外のことも語れるくらいの説得力を持っている人が多かったので、人間的に教わることが多かったんです。今回そういう人たちを思い出したりしましたね。

 川西さん:やっぱり演技の中でも料理しているところだけさまになっていて、演技じゃない感じが出てました。

 水田さん:料理人としての経験が生きていると思います。最初に出るドラマが自分の特技を生かせる役でよかったです。

 ――漫才とドラマそれぞれ大変なところは?

 水田さん:せりふを覚えるのはドラマのほうが大変ですね。漫才は自分たちでせりふを作るので、作っている過程で入ってくるんですけど、ドラマはいただいた台本を頭に入れる作業なので苦労しました。

 川西さん:しゃべりが速くなりがちですね。漫才は4分間で伝わる量のせりふをギューッと詰め込んだテンポ感ですが、ドラマでは会話をもう少ししっかり丁寧に、お茶の間でテレビを見ている人に届くようなにしゃべらなあかんねんなと。

 水田さん:相方の演技を見て思ったのは、やっぱり芸人って声でかいなって。

 川西さん:それは、楽屋で“おじいちゃん”っていわれるくらい落ち着いた空気の僕が、快活な役をやろうと思ったら大きな声を出すしかないかなと。これが僕の演技プランです。

 水田さん:プランあったん?

 川西さん:1個だけあんねん。「大きい声で明るく」。

 水田さん:それプランじゃなくて目標やで。

 ――ドラマの見どころをお願いします。

 川西さん:撮影が進むにつれ、水田君の肉神というキャラクターにどんどん味が出てきて、監督さんからも「肉神をものにしていってる」と言われたので、前編の初々しい肉神と、後編の板についてきている肉神も楽しんでいただけたら。

 水田さん:このドラマがいずれ映画化されるくらいの成功を収めてほしいです!

 *……ドラマは、22、29日の深夜1時39分放送。放送終了後には、テレビ番組の無料見逃し配信サービス「TVer(ティーバー)」でも配信される。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事