萩原聖人:SPドラマで妹を殺された刑事役に 本仮屋ユイカ&加藤雅也と初共演

スペシャルドラマ「復讐捜査~警察犬と刑事の殺人追跡行~」に出演する(左から)本仮屋ユイカさん、萩原聖人さん、警察犬のバブ
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スペシャルドラマ「復讐捜査~警察犬と刑事の殺人追跡行~」に出演する(左から)本仮屋ユイカさん、萩原聖人さん、警察犬のバブ

 俳優の萩原聖人さんが主演するスペシャルドラマ「復讐捜査~警察犬と刑事の殺人追跡行~」(テレビ朝日系)が同局の「日曜プライム」枠(毎週日曜午後9時~11時5分)で今春放送されることが7日、明らかになった。最愛の妹を殺され、自らも傷を負った刑事の兄が、妹が育てた警察犬と共に真犯人を追い詰めるサスペンス。萩原さんは「テレビではなかなか見られない良質な映画のようなドラマだと思います」と話している。

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 女優の本仮屋ユイカさん、俳優の加藤雅也さんと初共演の萩原さんは「2人そろってイメージとまったく違う方々でした。加藤さんはビックリするぐらい気さくな方で、現場ではずいぶん作品について話し合いましたね。本仮屋さんも本当に明るい方で、彼女の出演シーンがこのハードな作品の中でフワッとした印象をもたらす場面になっています」と振り返っている。

 ドラマは、ある夜に起きたコンビニエンスストアの強盗事件で、刑事の三田園智史(萩原さん)は、警察犬訓練士である妹の美穂(藤本泉さん)と相棒の警察犬・バブを呼ぶ。しかし追跡中に、何者かに銃撃され、美穂は殉職し、三田園とバブも負傷する。自らを責める三田園だが、バブとコンビを組んで立ち上がり、コンビニの強盗傷害事件と直後に起きた警察官銃撃事件を追う……というストーリー。

 本仮屋さんは三田園の上司でキャリア警視の花村沙織、加藤さんは組織犯罪対策部刑事の韮澤を演じる。他に石橋蓮司さんや榎木孝明さん、長谷直美さんらも出演する。

 萩原さんのコメントは次の通り。

 ――作品に対してはどんな印象を?

 一言でいうと、とても骨太なハードボイルド作品だなと思いました。脚本を手掛けられた作家・武知鎮典さんのこだわりが随所にちりばめられていて、今の時代にはなかなかない、ハードボイルドさを感じました。実は、渡辺武監督とは20年ほど前に映画でご一緒したことがあり、僕の役者人生で最も大変だったといえるほど過酷な現場でしたが、ものすごく作品の仕上がりが良かったので、監督には絶対的な信頼感がありましたね。視聴者の方々に「カッコいいな!」と思っていただけるような作品になれば、と思いながら演じました。

 ――相棒・バブとのコンビは?

 動物との撮影は思い通りにいかず時間がかかるケースも多いので、撮影に入る前は「もしかしたら睡眠時間がなくなってしまうかも……」などと覚悟していました。ところが実際に会ったら、バブは本当に優秀な犬で、人間の方がよっぽどダメダメでしたね(笑い)。トレーナーさんの一言でちゃんと指示を聞く賢さを持っていたし、優しくて愛嬌(あいきょう)もある。連れて帰ってもいいなと思うぐらい、本当に“愛せる子”でした。

 ――本仮屋さん、加藤さんとの共演は?

 2人とも初共演だったのですが、2人そろってイメージとまったく違う方々でした(笑い)。加藤さんはビックリするぐらい気さくな方で、現場ではずいぶん作品について話し合いましたね。本仮屋さんも本当に明るい方で、彼女の出演シーンがこのハードな作品の中でフワッとした印象をもたらす場面になっています。スケジュールがタイトで現場は大変でしたが、皆さんのお陰で楽しく撮影に臨むことができました。

 ――作品の見どころは?

 このドラマの登場人物は皆、それぞれに傷を負っていますが、その傷に負けないよう、さまざまな覚悟を抱きながら闘っています。人間は生きていれば、大なり小なり傷を背負うものだと思います。傷を負うと皆、それを治そうとしますが、傷があるお陰で強くなる人もいるんですね。三田園にとっては、自らの傷と向き合うきっかけがバブという存在だったのだと思います。この作品は、はまって見ていただくと、必ずや心地よく感じられる世界観が広がっていると思いますし、テレビではなかなか見られない良質な映画のようなドラマだと思います。ぜひ多くの方々に楽しんでいただけるとうれしいですね。

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