放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインを演じている葵わかなさんが、5人組ボーカル・ダンスユニット「M!LK(ミルク)」のメンバー、佐野勇斗さんと映画「青夏 Ao-Natsu」(古澤健監督、8月1日公開)でダブル主演を務めることが7日、明らかになった。葵さんは「佐野さんとは(2015年公開の映画『くちびるに歌を』以来)3年ぶりの共演ですが、原作の吟蔵と佐野さんがそっくりと思っているので、ご一緒するのが楽しみです」と話している。
ウナギノボリ
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映画初主演の佐野さんは「吟蔵がカッコいい! 僕がそんなカッコいい役をいただけて、おそれ多い気持ちでいっぱいですが、任せていただいたからには全力で演じたいと思います。葵さんとは2度目の共演となるのですが、当時からすごく仲良くさせていただいているのでとても心強いです」と話している。
映画は、マンガ誌「別冊フレンド」(講談社)で13~17年に連載された南波あつこさんのマンガが原作。都会育ちのイマドキ女子高生・理緒(葵さん)は、夏休みに大自然の田舎で過ごすことになり、地元の男子高校生・吟蔵(佐野さん)と出会い、恋に落ちるが「住む世界が違う」とふられてしまう。そこに理緒に思いを寄せる東京の男子高生が理緒に会いに来て告白。それを見た吟蔵は「おまえ、俺のこと好きなんじゃねえのかよ」と本音を口にする……というストーリー。
そのほか、古畑星夏さんは吟蔵の幼なじみで理緒のライバルの万里香、岐洲匠さんは理緒に思いを寄せる東京の男子高生の祐真、久間田琳加さんは東京の女子高生あや、水石亜飛夢さんは吟蔵の同級生のナミオ、秋田汐梨さんは吟蔵の同級生のさつき、9人組ダンス・ボーカルユニット「SUPER★DRAGON」(スーパードラゴン)の志村玲於さんは東京の男子高生タカヤをそれぞれ演じる。
主演の2人と古澤監督、原作者の南波さんのコメントは次の通り。
今回のお話をいただいて、少女マンガの女の子を演じさせていただくことに素直に驚きました。自分の中にこういった役のイメージがなかったので、「どうなるんだろう?」とドキドキしたのを覚えています。佐野さんとは3年ぶりの共演ですが、原作の吟蔵と佐野さんがそっくり!と思っているので、ご一緒するのが楽しみです。原作を読ませていただいて、みんなが一生懸命なお話だと感じました。周りの人からみたら小さなことでも、全力で悩んで全力で走っている。そんな理緒や吟蔵がもどかしいけれど可愛らしいと思っていただけるように、演じていきたいです。今までで一番「楽しい」を選ぶ夏にしたい!
原作を読ませていただいたとき、とても面白くてすぐに読み終えてしまいました。また、田舎のどこか懐かしい風景の中で描かれる物語で、読んでいて心がとても温かくなりました。そしてとにかく、吟蔵がカッコいい! 僕がそんなカッコいい役をいただけて、おそれ多い気持ちでいっぱいですが、任せていただいたからには全力で演じたいと思います! 葵さんとは2度目の共演となるのですが、当時からすごく仲よくさせていただいているのでとても心強いです。撮影は自然豊かなところで行われるということで、おいしい空気をたくさん吸って、吟蔵として青夏の世界に入り込めるように挑んでいきたいと思います。見てくださる皆さんを、今までで一番「キュン」とさせる夏にしてみせます!
今の時代は、あえて普通と違うことをして自分を守ろうとする生き方の方が多い気がします。だからこそ、理緒の「運命なんかあたしが自分で作んの!!」という真っすぐな思いは大事なメッセージなんだと思いますし、それが映画でも多くの人に届けばいいなと願っています。理緒役の葵わかなさんは非常に知的で情熱のある女優だなと感じています。原作や台本の感想などを聞きながら、僕の方がいつも刺激をもらっています。原作の理緒の魅力を体現しつつ、さらに新しい「青くて熱い夏」を見つけてくれると期待しています。吟蔵役の佐野勇斗さんは人の意見を柔軟に受け入れながら、自分なりの解釈をうまく出せる俳優だと思います。人へのこまやかな気遣いを見せながら、ちょっとした瞬間にクールなカッコよさを見せるところなんか、吟蔵そのままかもしれません。気心の知れた、かつ意欲にあふれた、なじみのプロデューサーやスタッフとともに、新しい「夏の映画」を生み出したいと意気込んでいます。
この度「青夏」映画化のお話をいただいたこと、とても光栄でうれしく思います。マンガの「青夏」の世界が、どんなふうに形を変えて一本の映画作品になるのか、完成をとても楽しみにしています。キャストの皆さま、スタッフの皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。 そして、連載中に応援し、支えてくださった読者の皆さま、この場をお借りしてお礼を申し上げます。皆さまのお陰で最後まで走れました。本当にありがとうございました。
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