MD松尾のヒット解析:「モンハン:ワールド」V6達成! 「北斗が如く」に期待

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「モンスターハンター:ワールド」(PS4、カプコン)は今回もトップでV6を達成しました。発売から1カ月以上経過してのこの順位はすごいですね。いろいろ聞いてみると、今回のコアユーザーとなっている20代のプレーヤーにとっては、現在の遊び仲間だけでなく、かつて中高生だったころに一緒にモンハンを遊んでいた旧友との再会も楽しんでいるようですね。これでPS4本体の在庫がもっとあれば、さらにつながりが広がったでしょう。そこだけが残念ですね……。続いたのは新作の「ドラゴンクエストビルダーズ」(NS、スクウェア・エニックス)。今後もドラクエファンを中心に息の長いセールスが期待できそうです。

 ◇今週の動き

 新作の「北斗が如く」(PS4、セガゲームス)が「モンスターハンター:ワールド」の連勝記録に待ったをかけると予想しています。山田孝之さんが出演するテレビCMの放送後予約が急増。「北斗無双」(PS3、コーエーテクモゲームス)を上回る予約を記録しています。息の長い作品だけにオールドファンが多いイメージがありますが、実は20代の支持も高いので大いに期待しています。

 ◇ランキングは次の通り(2月26日~3月4日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 モンスターハンター:ワールド(PS4)
2位 ドラゴンクエストビルダーズ(NS)
3位 メタルギア サヴァイブ(PS4)
4位 スプラトゥーン2(NS)
5位 マリオカート8 デラックス(NS)
6位 真・三國無双8(PS4)
7位 ソードアート・オンライン フェイタル・バレット(PS4)
8位 スーパーマリオ オデッセイ(NS)
9位 マリオ+ラビッツ キングダムバトル(NS)
10位 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(NS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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