今週シネマ:16、17日公開の映画 「ちはやふる -結び-」「リメンバー・ミー」「プリキュア」劇場版最新作…話題作が続々

映画「ちはやふる -結び-」の一場面 (C)2018映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社
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映画「ちはやふる -結び-」の一場面 (C)2018映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。17日には、女優の広瀬すずさんの主演で競技かるたを題材にしたマンガを実写化した「ちはやふる -結び-」(小泉徳宏監督)、人気アニメ「プリキュア」(ABC・テレビ朝日系)シリーズの劇場版最新作「映画プリキュアスーパースターズ!」(池田洋子監督)が公開される。16日には、ディズニー/ピクサーの劇場版アニメーション最新作「リメンバー・ミー」(リー・アンクリッチ監督、エイドリアン・モリーナ共同監督)が公開された。

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 「ちはやふる -結び-」は、2016年3~4月に公開された「上の句」「下の句」に続く、シリーズの3作目にして完結編。「ちはやふる」は、末次由紀さんが2007年から女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載している人気マンガが原作。主人公・綾瀬千早が、転校生の綿谷新との出会いを通じて競技かるたの魅力に目覚め、幼なじみの真島太一らかるた部の個性的なメンバーたちとともにかるたに情熱を燃やす姿を描いている。

 「-結び-」は、「下の句」で描かれた、都立瑞沢高校競技かるた部の1年生・綾瀬千早(広瀬さん)がクイーン・若宮詩暢(松岡茉優さん)と壮絶な戦いを繰り広げた全国大会から2年後が舞台。3年生になった千早たちは、高校最後の全国大会へ向けて動き出す。一方、故郷へ戻っていった幼なじみの新(新田真剣佑さん)は、千早たちと全国大会で戦うためにかるた部の創設に奔走していた。そんな中、太一(野村周平さん)が突然部活に来なくなり……という展開。近江神宮(滋賀県大津市)での高校最後の全国大会に挑む千早たちの青春が2時間8分にぎゅっと詰まっている。

 「リメンバー・ミー」は、第90回米アカデミー賞長編アニメーション賞と主題歌賞をダブル受賞した話題作。舞台は、先祖の魂を迎える、年に一度の祭礼「死者の日」で沸き立つサンタ・セシリアの町。ミュージシャンになることを夢見ながら、家では音楽がご法度の12歳の少年ミゲル(アンソニー・ゴンザレスさん)は、今は亡き憧れのスター、エルネスト・デラクルス(ベンジャミン・ブラッドさん)の霊廟(れいびょう)に忍び込み、エルネストのギターを奏でる。すると、どうしたことか先祖たちの暮らす「死者の国」に迷い込んでしまい……というストーリー。

 日本語吹き替え版ではミゲルの声を「歌の天才少年」といわれる石橋陽彩(ひいろ)さんが担当。俳優の藤木直人さんが、死者の国でミゲルが出会うガイコツのヘクターを、女優の松雪泰子さんがミゲルのひいひいおばあちゃんでガイコツのイメルダの声を担当。歌も披露している。

 「映画プリキュアスーパースターズ!」は、放送中の「HUGっと!プリキュア」と「キラキラ☆プリキュアアラモード」、「魔法つかいプリキュア!」の3世代のプリキュアが集結。今作のテーマは「約束」で、「HUGっと!プリキュア」の野乃はな(キュアエール)たちが、不思議な赤ちゃん・はぐたんにお花畑デビューをさせようとしていたら、世界をウソだらけに変えようとするウソバーッカが現れる……という展開。幼少期のはなと会ったことのある不思議な世界に住む少年クローバーが物語の鍵を握る。

 「プリキュア」の春の劇場版は、昨年からプリキュアが総出演する「オールスターズ」シリーズが一新され、3世代のプリキュアの活躍を描くようになった。懐かしのキャラが見られなくなったのは寂しくもあるが、3世代になったことで、それぞれのキャラの見せ場が増えた。「HUGプリ」で変身失敗も印象的だった輝木ほまれ(キュアエトワール)と「プリアラ」の剣城あきら(キュアショコラ)や琴爪ゆかり(キュアマカロン)との会話など世代を超えたプリキュア同士の交流を楽しめる。

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