井浦新:10年来の親友監督からの言葉に“涙” 「来るものがある」

映画「ニワトリ★スター」の公開初日舞台あいさつに登場した井浦新さん
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映画「ニワトリ★スター」の公開初日舞台あいさつに登場した井浦新さん

 俳優の井浦新さんが17日、東京都内で行われた主演映画「ニワトリ★スター」(かなた狼監督)の公開初日舞台あいさつに登場した。この日は、原作者であり監督を務めたかなた狼さんも出席。監督から出演者へメッセージを伝えるサプライズがあり、監督が一人一人を役名で呼び、「愛してやまないキャラクターとは今日でお別れ。この作品は自分の宝物になると思います。これから映画を撮り続けたとしても、こんな作品はない。ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えると、井浦さんら出演者は目を涙で潤ませていた。

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 井浦さんと監督は10年来の親友だといい、井浦さんは「出会った時に約束した……(監督から)『映画一緒に作りたいよね。俺は作るから、絶対にそこにお前は役者として参加してくれ』と言われた日から、今日こうやってスクリーンで上映されますから、ちょっと来るものがありますね」と感慨深げだった。

 舞台あいさつには、共演の成田凌さん、紗羅マリーさん、LiLiCoさん、ペロンヤスさんらも出席。井浦さん演じる草太と共同生活を送る楽人を演じた成田さんは、兄弟のような関係を築いたといい、「(井浦さんには)恥ずかしいものなんて何もないし、全てを委ねていいですよ」と信頼を寄せている様子だった。

 さらに、成田さんは、幼なじみを演じた紗羅マリーさんと撮影の前に2時間ほど話す機会があったといい、「2時間手を取って、お互いの根っこの部分から全てを話す時間があってから作品に入ったので、終わってからも紗羅マリーという人間は僕にとっても特別な人間になっていますね」とコメント。それに対し、紗羅マリーさんは「本当に幼なじみみたいな感覚でいて、多分おならもできるし、何も隠す部分がないというか。だから、初めて演技をしたんですけど、安心してできました」と思いを語っていた。

 「ニワトリ★スター」は、かなた狼監督がたなか雄一狼名義で執筆した同名小説が原作。くたびれた大麻の売人・草太(井浦さん)と全身タトゥーで赤髪モヒカンの若者・楽人(成田さん)が、東京の片隅にある奇妙なアパートで共同生活を送りながらも次第に予測不能な事態に巻き込まれていく……という展開。2人の男の友情と夢と愛を描いたバイオレンス・ラブ・ファンタジー。

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