EXILE TAKAHIRO:「トイレのピエタ」監督とタッグで主演「ようやく役者としてスタート地点」

EXILE TAKAHIROさん(上段中央)ら「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」のキャスト陣
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EXILE TAKAHIROさん(上段中央)ら「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」のキャスト陣

 ダンス・ボーカルグループ「EXILE」のTAKAHIROさんが、国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」と「EXILE TRIBE」のコラボ・プロジェクト「CINEMA FIGHTERS(シネマファイターズ)」の新作に参加していることが28日、分かった。2015年公開の映画「トイレのピエタ」の松永大司監督が手掛けた短編「カナリア」で、TAKAHIROさんは主演を務めるほか、主題歌として新曲「Canaria」を歌っている。

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 TAKAHIROさんは「初めて松永監督とご一緒させていただいたんですが、役者業を始めてから歩んできた道や、いち人間として僕がどういうふうに歩み生きてきたのかということを、すべてさらけ出されたような経験でした。そしてその経験をどのように、いかにカメラの前で表現すればいいのか。そこに対する姿勢や、役との対峙(たいじ)の仕方を監督に引き出してもらえたことで、ようやく役者としてスタート地点に立てたような気がしています」と松永監督に感謝している。

 「カナリア」は、「CINEMA FIGHTERS」の第2弾「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」の一作品で、塚本晋也さん、夏帆さんも出演する。そのほか「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」は「EXILE」「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の岩田剛典さん主演の「ファンキー」(石井裕也監督)、「アエイオウ」(安藤桃子監督)、「Kuu」(平林勇監督)、「Our Birthday」(Yuki Saito監督)、「幻光の果て」(岸本司監督)の六つの短編で構成され、6月22日に劇場公開される。

 岩田さんは「石井裕也監督と初めてご一緒させていただいたのですが、本当にクリエーティブな方で、脚本にも石井監督のエッセンスがたくさんちりばめられていました。そして、できあがって初めて見た映像は、現場ではなかなかイメージできなかった世界観が表現されていました」と振り返り、「テーマとなった楽曲(三代目JSBの新曲、東京)と映像の世界観がここまで対になっている作品はなかなかない。まれに見る作品になっていると思いますので、そこを醍醐味(だいごみ)にして楽しんでもらいたいです」と語っている。

 ◇TAKAHIROさんのコメント

 今回の作品を通して初めて松永監督とご一緒させていただいたんですが、役者業を始めてから歩んできた道や、いち人間として僕がどういうふうに歩み生きてきたのかということを、すべてさらけ出されたような経験でした。

 そしてその経験をどのように、いかにカメラの前で表現すればいいのか。そこに対する姿勢や、役との対峙の仕方を監督に引き出してもらえたことで、ようやく役者としてスタート地点に立てたような気がしています。“ショートフィルム”という限られた短い時間のなかで、出演者と画だけでストーリーの内容をはじめ、ストーリーには描かれないけれど、そこに付随する時間や記憶、出来事などを、ご覧いただく方々に伝えるというのが難しいところ。でも難しいからこそやりがいや醍醐味を感じますし、限られた時間だからこそ、より濃密にせつなさや温かさ、悲しさを集約できるのがショートフィルムの魅力だと思います。どうかまた今後も参加できるように引き続き頑張っていきたいと思います。

 ◇岩田剛典さんのコメント

 今回石井裕也監督と初めてご一緒させていただいたのですが、本当にクリエーティブな方で脚本にも石井監督のエッセンスがたくさんちりばめられていました。そして、できあがって初めて見た映像は、現場ではなかなかイメージできなかった世界観が表現されていました。というのも、今回の楽曲「東京」を、僕は女性目線の失恋の曲だと思っていたのですが、鬼才・石井裕也監督がこの楽曲を聴いたインスピレーションだとこんなにも独特な世界観になるんだな、という印象を受けたからです。作品を見たら感じてもらえると思いますが、テーマとなった楽曲と映像の世界観がここまで対になっている作品はなかなかない。まれに見る作品になっていると思いますので、そこを醍醐味にして楽しんでもらいたいです。

 ◇エグゼクティブ・プロデューサーのEXILE HIROさんのコメント

 前回のCINEMA FIGHTERSは、作詞家・小竹正人さんが手がけた、EXILEをはじめとするLDHアーティストの既存の楽曲をもとに、6人の監督たちに物語を映像化していただきました。今回の第2弾も、才能ある監督たちに集まっていただき、すべての作品が、この「CINEMA FIGHTERS」のために小竹さんによって書き下ろされた新曲や未発表曲をもとに創られています。歌詞の世界観からインスピレーションを受けて創られた監督たちの作品と新しい楽曲を重ね合わせて楽しんでいただけるのではないかとワクワクしています。

 この「CINEMA FIGHTERS」というプロジェクトを通して、僕たちが得意とする“音楽”というジャンルと素晴らしい監督たちが創る“映像作品”のコラボレーションから、新たなエンターテインメントが生まれ、さまざまな人が夢をかなえる「場所」を作ることができたのかな……そう思っています。

 多くの方々に関わっていただいている「CINEMA FIGHTERS」から新たな出会いが生まれ、その先にまたファンの皆さんが喜んでくれるようなエンターテインメントを創造していけたらとも思っていますので、ぜひ CINEMA FIGHTERS第2弾も楽しみにしていてください。

 ◇企画・プロデュースの別所哲也さんのコメント

 今年は、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)が20周年となる節目の年。CINEMA FIGHTERS project第2弾「ウタモノガタリ」をみなさまにお届けできることができて本当にうれしいです。ファイターズとして参加してくださった監督と出演者のみなさまによる表現をひとりでも多くの方にご覧いただきたいと考えています。

 このプロジェクトでは、「これからの映像作家にとってのひとつの足跡であり道しるべ」として、その役割を果たしていきたいです。そういう意味でも、こういう音楽とシネマの新しい形――いわゆるミュージックビデオではない映画とのコラボレーションというのは、きっと新しいジャンルや価値を生むと思います。

 映画は国境を超え、言葉を超え、人種を超えて広がり、世界中の人たちに夢や感動を届けます。楽曲の歌詞からよみがえってくる記憶の断片に命を吹き込み、それらから浮かび上がる景色、光、温もりに導かれながら、新たな物語を紡ぎました。「ウタモノガタリ」ぜひご注目ください。

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