俳優の阿部寛さんが2日、東京都内で開かれた主演映画「のみとり侍」(鶴橋康夫監督、5月18日公開)の「大江戸プレミア~東京完成披露試写会~舞台あいさつ」に登場。阿部さんはイベント冒頭、舞台上から作品を説明する「口上」に初めて挑むと、観客から「大統領!」「(阿部さんが主役の人気シリーズ)新参者!」と大きな声援が送られた。
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阿部さんは「阿部寛にござりまする!」とあいさつ。作品紹介では「この作品はR-15の指定を受けました」と説明して、観客を笑わせながら「しかしながらご安心ください。女子高生の皆様が、お友達を誘って、こぞって見にこられても大いに明るく笑える作品に仕上がっております」とうまくまとめた。続いて「15歳未満の若人の方はご遠慮ください。ですが先輩方に(話を)聞いて、もんもんとしていただくのは何の不足もございません」と、ウイットに富んだ言い回しで作品をアピール。見事な口上で観客を沸かせた。
舞台あいさつには、寺島しのぶさん、豊川悦司さん、斎藤工さん、風間杜夫さん、大竹しのぶさん、前田敦子さん、松重豊さん、鶴橋監督も出演した。阿部さんは「鶴橋監督の作品に出ることは僕にとって大変なことですから、お話をいただいたときには、二つ返事で受けられないプレッシャーがあった」と明かしていた。
映画は小松重男さんの歴史小説「蚤(のみ)とり侍」(光文社文庫)が原作。飼われている猫ののみ取りと、「女性に愛を届ける」ことを意味する“のみとり”を裏稼業にしている真面目な侍の姿を描く。
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