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若おかみは小学生!:劇場版アニメ9月公開 監督は「茄子 アンダルシアの夏」の高坂希太郎

アニメ 映画
劇場版アニメ「劇場版『若おかみは小学生!』」のビジュアル(C)令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会

 令丈ヒロ子さんの人気児童文学が原作のテレビアニメ「若おかみは小学生!」の劇場版アニメが製作され、9月に公開されることが4日、明らかになった。8日にテレビ東京系でスタートするテレビアニメでは描かれない主人公・おっこ(関織子)と両親の物語が描かれる。

 2003年公開の「茄子 アンダルシアの夏」以来、約15年ぶりに劇場版アニメを手がける高坂希太郎さんが監督を務め、「聲の形」などの吉田玲子さんが脚本、鈴木慶一さんが音楽を担当。DLEとマッドハウスが製作する。おっこ役に小林星蘭さん、ユーレイのウリ坊(立売誠)役に松田颯水(まつだ・さつみ)さん、秋野真月役の水樹奈々さんらテレビアニメの声優陣が出演する。

 「若おかみは小学生!」は、青い鳥文庫(講談社)から出版され、累計発行部数が300万部を誇る児童文学。交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館・春の屋で暮らすことになった小学6年生のおっこが、ユーレイのウリ坊やライバルの秋野真月に助けられながら、次々とやってくる変わった客をもてなすために毎日奮闘する姿が描れている。

 ◇原作者の令丈ヒロ子さんのコメント

 高坂希太郎監督が描かれた花の湯温泉の絵コンテを、初めて見た時の衝撃は忘れられません。私の頭の中をそっくりそのまま投影したのかと思うほどイメージ通りだったのです。原作の読者に伝えたいと思っていたところをすべて的確に、素晴らしくリアルに、美しく、そして温かい映像にしていただき、深く感謝しております。子供のころ、原作を読んでいた皆さんはもちろん、この映画で初めておっこちゃんやウリ坊、美陽(みよ)ちゃんと出会う皆さんも、笑えて泣けて胸が熱くなる名作だと思います。小さなお子さんから年配の方まで、幅広い年齢層の方に見ていただきたいですし、見た人同士がこの作品を話題に、また盛り上がり、さらに温かい気持ちになっていただけるのではないかと思います。

 ◇高坂希太郎監督のコメント

 物語は11~12歳の女の子が越えなければいけないハードルがあり、今時の娘には理不尽に映るかもしれない作法や接客のための知識、叡智(えいち)を身に着けて行く主人公の成長を周辺の人々も含め、悲喜こもごもとつむいでいく。この映画の要諦は「自分探し」という、自我が肥大化した揚げ句の迷妄期の話ではなく、その先にある「滅私」あるいは仏教の「人の形成は五蘊(ごうん)の関係性に依(よ)る」、マルクスの言う「上部構造(人の意識)は下部構造(その時の社会)が作る」をいかに描くかにある。主人公おっこの元気の源、生き生きとした輝きは、春の屋旅館に訪れるお客さんに対して不器用ではあるが、我を忘れ注がれる彼女の思いであり、それこそがエネルギーなのである! ある役者が言っていた。役を演じている時に生きている実感があり、家に帰り一人になると自分が何者か分からなくなると。つまり自分ではない何かになる。他人のために働く時にこそ力が出るのだと!

 ◇おっこ役の小林星蘭さんのコメント

 この作品を子供のころに読んでいた方も多いと思います。私も小学校の図書室で出合い、ずっと読んでいた本でした。映画では、おっこちゃんがとても熱心に若おかみとして頑張る姿が見られます! 笑って泣いて、怒って驚いて……。おっこちゃんの百面相も見どころです(笑い)。皆さんがこの作品を見て、ちょっとでも前向きになれたり、ほっこりしていただければうれしいです。おっこちゃんと一緒に、私も成長できるよう頑張りますので、ぜひよろしくお願いします!

 ◇キャスト(敬称略)

 関織子(おっこ):小林星蘭▽ウリ坊(立売誠):松田颯水▽秋野真月:水樹奈々▽関峰子:一龍斎春水▽田島エツ子:一龍斎貞友▽蓑田康之介(康さん):てらそままさき▽鈴鬼:小桜エツコ

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:高坂希太郎▽脚本:吉田玲子▽美術設定:矢内京子▽作画監督:廣田俊輔▽美術監督:渡邊洋一▽色彩設計:中内照美▽CG監督:設楽友久▽撮影監督:加藤道哉▽編集:瀬山武司▽音楽:鈴木慶一▽音響監督:三間雅文▽音響効果:倉橋静男、西佐和子▽アニメーション制作:DLE、マッドハウス

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