いぬやしき:木梨憲武主演の実写作 ブリュッセル国際映画祭でグランプリに

映画「いぬやしき」のビジュアル(C)2018 映画「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社
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映画「いぬやしき」のビジュアル(C)2018 映画「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社

 お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武さん主演で、奥浩哉さんのマンガを実写化した映画「いぬやしき」(佐藤信介監督、20日公開)が、ベルギーで開催された「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」(3~15日)で、「インターナショナルコンペディション部門」のグランプリにあたる「ゴールデン・レイヴン賞」を受賞した。佐藤監督は、2016年公開の映画「アイアムアヒーロー」以来、2度目の受賞となった。

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 映画祭での受賞は初めてという木梨さんは「日本での公開前にブリュッセルファンタスティック映画祭でグランプリ獲得とは! スゴいことになってまいりました。チーム『いぬやしき』一同大変喜んでおります。私、CG男優木梨憲武もうれしい限りでございます」と喜んでいる。

 佐藤監督は「本当にありがとうございます。『いぬやしき』は、大変な撮影の連続でスタッフと共に努力してきたので皆が本当に喜んでいます。世界には数々のヒーロー映画があると思うのですが、その中でも非常に例を見ないようなユニークな物語と、日本でしかできないような雰囲気を持ったヒーロー映画になったと思っています」とコメント。原作の奥さんも「日本でしか作れない日本ならではのエンターテインメントが海外で受け入れられて、素直にうれしいです! おめでとうございます!」とメッセージを寄せている。

 「いぬやしき」は、「GANTZ(ガンツ)」で知られる奥浩哉さんが14~17年に「イブニング」(講談社)で連載した同名の人気マンガが原作。謎の事故に巻き込まれ、目を覚ますとサイボーグになっていた定年間際のサラリーマン・犬屋敷(木梨さん)と、犬屋敷と同じく未知の機械の体を手に入れ、徐々に悪事に手を染めていく高校生の獅子神(佐藤健さん)の姿を描く。

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