井浦新:10年越しの約束果たし「けじめ付けないと…」

沖縄国際映画祭で行われた映画「ニワトリ★スター」の舞台あいさつに登場した井浦新さん(中央)
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沖縄国際映画祭で行われた映画「ニワトリ★スター」の舞台あいさつに登場した井浦新さん(中央)

 俳優の井浦新さんが21日、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で上映された主演映画「ニワトリ★スター」(かなた狼監督)の舞台あいさつに登場した。今作に出演した理由を聞かれた井浦さんは「仲間だからですね。仲間だけで映画を作るのはなかなかできないこと。作りたくても難しいと思う。監督を中心に徐々に仲間が集まった」と、作品への思いやかなた監督との絆を語った。

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 井浦さんは映画出演について10年前にかなた監督と映画を撮る約束をしていたといい「仲間だからけじめをつけないとと思った。出演者はみんな監督との絆がある。それが映画に映っちゃった」と笑顔で語った。今作が映画監督デビューとなったかなた監督も「キャスティングというか、僕の高校時代の彼女の兄貴とか、20年以上の付き合いのおかまちゃんとか、腐れ縁ですよ。キャスティングの感覚がない」とうなずき、「作りたい、という気持ちだけ(で作った)。監督一人だけだと何もできない。チーム全員で作り上げるもの」と熱い思いを語っていた。

 「ニワトリ★スター」は、かなた狼監督がたなか雄一狼名義で執筆した同名小説が原作。くたびれた大麻の売人・草太(井浦さん)と全身タトゥーで赤髪モヒカンの若者・楽人(成田凌さん)が、東京の片隅にある奇妙なアパートで共同生活を送りながらも次第に予測不能な事態に巻き込まれていく……という展開。2人の男の友情と夢と愛を描いたバイオレンス・ラブ・ファンタジー。舞台あいさつには、井浦さん、かなた監督のほか、映画に出演した沖縄県出身の尚玄さん、マグナム弾吉さん、ペロンヤスさん、シャックさん、プロデューサーの山下貴裕さんが駆け付けた。

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