吉本新喜劇座長でお笑い芸人の小籔千豊さんが2日、東京都内で「吉本新喜劇全国ツアー2018」東京公演の前に、同じく座長の川畑泰史さん、すっちーさん、酒井藍さんとともに会見を行った。3月から約9年ぶりの全国ツアーを開催し、ツアーの折り返しとなる東京公演を前に、小籔さんは「新喜劇は関西のものだと思われていますが、僕はお笑いに差はないと思っている。今回東日本でも死ぬほどウケましたので、お笑いに(地域の)差はないんじゃないかなと思いました」と、手ごたえを語った。
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全国ツアーは、吉本新喜劇が1959年にうめだ花月劇場オープンと同時に発足し、2019年3月で60周年を迎えることを記念して開催。最終日6月3日の大阪・なんばグランド花月まで、23都道府県44公演の予定で、東京公演は23公演目となる。すっちーさんは「なじみないんだろうなという東北などでもすごく温かい反応があった」とこれまでのツアーを振り返り、川畑さんも「新喜劇のオンエアがない地域の方がウケたんちゃうかな」と笑顔を見せた。
4人の座長そろってのツアーについて、小籔さんは「みんなで笑いを取るのが新喜劇。サッカーチームみたいに誰かが点を入れればいい。ブラジル代表というよりギリシャ代表みたいな、みんなで点を取りに行く。メンバーにスベられたら腹が立つけど、ウケられて腹が立つことはない」と説明。「4人そろってのやりづらさはない?」という質問に、小籔さんは「この中で一番座長として先輩。僕が『おい!』と言ったらみんな走り出しますので、全然やりにくくないです」と答えたが、すっちーさんは「小籔さん以外全員ビビってます。やりにくいな、小籔さんおらんかったら」と本音をポロリ。酒井さんも「打ち合わせで、小籔さんはすぐ話がそれる」、川畑さんも「怖いし(文句)言われへんねん」と不満を明かして、小籔さんを苦笑いさせていた。