小籔千豊:大河初出演で周囲の反応に驚き 「麒麟がくる」嫌みったらしい公家・二条晴良役 「僕を憎んで」

テレビ
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で二条晴良を演じる小籔千豊さん (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」(10月4日放送)から、公家の二条晴良役で登場する小籔千豊さん。今回が初の大河ドラマで、「レギュラー番組をいくつかやらせていただいていますが、他局の方からも『大河ドラマ出演おめでとうございます』と言われました」と明かす。さらに「『あの番組面白かったですね』という感想はいただきますが、出演が決まったことで『おめでとうございます』と言われたのが初めてでしたので、驚きました」という小籔さんに役どころについて語ってもらった。

 ◇出演オファーに「本当にビックリ」 公家のイメージは「想像の範囲でしかない」

 演じる二条晴良は二条家の当主。永禄11(1568)年より、関白職。公家同士の力関係の中で、近衛前久(本郷奏多さん)と対立する。

 「(出演)オファーを聞いたときは本当にビックリしましたし、『きっと悪いヤツの役なんだろうな』と思いましたね。嫌みったらしい悪い役を演じる人はいないかと考えていた制作スタッフが、別の作品を見て『こいつ憎らしいな』と思い、入れてやろうかみたいになったのではないかと、勝手に想像しています」と笑う小籔さん。

 「今回は公家の役ですが、公家の方を実際に見たこともないですし、友達にもいないですし、知り合いで『公家とバーベキューした』という話も聞きませんので、公家のイメージがどうしても想像の範囲でしかありません」としつつ、「演出の方やプロデューサーの方からどういう感じの役なのか事前にお話を伺ったので、そのイメージを守って演じていきたいです」と意気込む。

 さらに「公家でも、将軍を利用して自分の権力を誇大にしていこうという人や、パワーバランスを気にして出世を虎視眈々(たんたん)と狙っている人など、ある人から見たら悪い人、ある人から見たら利用価値がある人がいて、こういう世界はサラリーマンの社会でもあるのかなと思い、現代の人の感覚に照らし合わせてやっていこうと思っています」と演技プランを披露していた。

 ◇粛々と公家に近づき「あいつ出てたんか?」と言われるくらいに

 また小薮さんは、「ある方向から見たら悪だけど、ある方向から見たら悪ではないということは、きっと皆さんの身近な世界にもあると思います。二条は近衛前久と対立する立場で、作品としては近衛目線で描かれるので、視聴者の皆さんは、二条晴良は腹立つなとか、嫌らしいヤツだなという印象を持つと思いますが、二条としては別に憎たらしいことを言おうとしているのではなく、二条にもある種の正義があり、ちゃんとした政治をしたいという思いから、自分は正しいことをしていると思い、やっていたのではないでしょうか」と役の気持ちを代弁。

 最後は「本当は馬に乗って誰かを斬ってみたかったですが、今回は公家ですし、忍法を使って誰かを暗殺するシーンもありませんので(笑い)、粛々と公家に近づけるように努力していきたいです」と話すと、「僕としてはできるだけドラマの世界になじみたいので、『あいつ出てたんか?』と言われるくらいになりたいですし、近衛さんや他の方を通して『二条は嫌なヤツだ』と思ってご覧いただけたらありがたいです。近衛前久役の本郷奏多さんがすごくすてきな俳優さんですので、本郷さんを皆さんで応援していただき、そして僕を憎んでいただけたらと思います」と視聴者に呼びかけていた。

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